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スペインを代表するイベリア航空のマルコ・サンサビニ最高経営責任者(CEO)は、27日に運航を再開した成田―マドリードの直行便に関し、スペインと欧州諸国からの来日客が「以前より多くを占める」との見方を示した。共同事業相手の日本航空(JAL)と連携し、日本からの需要回復・拡大を図る。30日までに共同通信のインタビューに答えた。
日本とスペインを結ぶ唯一の直行便で、新型コロナウイルスの世界的流行で2020年から運航を取りやめていた。週3往復で再開したが、運休前は週5往復だったことから「できるだけ早期の増便を目指している」と表明。日航による運航も選択肢だとして、需要の動向を踏まえて協議すると述べた。
現在は円安の進行で運休前に比べ日本人の乗客は少ないとみるが「この便の成功には日本人の需要が欠かせない」と強調した。利便性が高まる羽田空港での発着ができるだけ早く可能となるよう日本政府と協議していることも明らかにした。
イベリア航空は、世界で最も定時運航率の高い航空会社の一つ。
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