成長鈍化、途上国でより顕著に

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 【ジュネーブ共同】国連貿易開発会議(UNCTAD)は29日、2024年版の「貿易開発報告書」を発表し、世界の経済成長率が新型コロナウイルス流行前の01~19年の平均3・0%に比べ、24年と25年は2・7%にとどまると推計した。成長鈍化は高インフレや債務増大に苦しむ途上国でより顕著だとし、新たな経済政策や開発戦略が必要だと強調した。

 日本の成長率は23年の1・8%から、24年が0・9%、25年は1・0%にそれぞれ低下すると見込む。賃金上昇率はこの30年超で最高水準だが、社会保障の重い負担や年金受給者の増加により消費支出への効果は弱いとした。


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