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【クラーニ共同】欧州中央銀行(ECB)は17日、スロベニアのクラーニで理事会を開き、追加の利下げを決めた。政策金利として重視する中銀預金金利は0・25%引き下げ、3・25%とする。インフレ率が目標の2%を下回る水準に鈍化したことを踏まえた。利下げは前回9月に続き2会合連続で、今年3度目。
ECBは声明で「物価に関するデータは、インフレの抑制が順調に進んでいることを示している」と説明。利下げを含む今後の金融政策運営については「データに基づき、会合ごとに判断する」との姿勢を維持した。新たな金利は23日から適用する。
ラガルド総裁は記者会見で、地政学的な緊張の高まりを背景に、景気が下振れするリスクはあると指摘した上で「景気後退には向かっていない」との認識を示した。
経済大国ドイツが、今年は2年連続でマイナス成長の見通しとなるなど、ユーロ圏の景気は振るわない。ECBは物価高の再燃を抑えつつ、経済回復を後押しする難しいかじ取りを迫られる。
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