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石油元売り最大手ENEOS(エネオス)ホールディングス(HD)は8日、金属事業を手がける完全子会社のJX金属が、東京証券取引所に上場を申請したと発表した。水素や合成燃料など次世代エネルギー事業への投資に調達資金を充て、脱炭素分野の競争力を高めるのが狙い。JX金属は国内非鉄大手で、時価総額が数千億円に上る大型上場になる見通し。
上場を機に金属の製錬などから、半導体や情報通信材料といった事業領域の強化を進める。エネオスHDは50%を超える株を手放し、持ち分法適用会社とする方向だ。担当者は上場時期について「審査の進展次第で、現時点では答えられない」と話している。
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