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サウジアラビアの政府系ファンド「パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)」グループが、大株主となっている任天堂など日本のゲーム会社株式の買い増しを検討していることが5日、分かった。近年サウジは石油依存から脱却するためにエンターテインメント分野に注力しており、日本企業との連携強化で自国ゲーム業界の成長を加速させる。
PIF傘下のゲーム会社、サビー・ゲームズ・グループの副会長を務めるファイサル・ビン・バンダル王子が、共同通信のインタビューで明らかにした。ファイサル王子は「最高のノウハウを持つ企業とともに成長していきたい」とも述べ、連携が日本のゲーム会社の事業拡大にもつながるとの認識を示した。
PIFは任天堂の大株主。直近の大量保有報告書などによると8・58%を保有している。ほかにも、カプコン、ネクソン、コーエーテクモホールディングスなどに投資している。ファイサル王子は、投資は急いでおらず、友好的な買い増しを目指すと述べた。
近々PIFのゲーム関連会社の持ち分をサビーに移管する方針。
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