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パナソニックホールディングス傘下でIT事業を担うパナソニックコネクト(東京)は4日、監視カメラなどを受託生産している佐賀工場(佐賀県鳥栖市)を2025年9月に閉鎖すると発表した。市場環境の変化により生産量が減少し、維持が困難な状況になった。パナソニックコネクトの九州唯一の工場が撤退することになる。
勤務する正社員約120人の雇用は配置転換などを検討している。今後、勤務先の希望調査を進めるという。閉鎖後の跡地の活用方法は、売却の可能性もあるとした上で、現時点では未定とした。
佐賀工場は1964年に設立。プリンターやファクスなどを生産してきたが、最近はセキュリティーシステムを手がける「i―Pro」(東京)の監視カメラやパナソニックグループの別会社のビデオカメラを受託して生産していた。
オンライン併用で記者会見したパナソニックコネクトの新家伸浩執行役員は「苦渋の決断だった。本当に長い間、地元の人に支えられた。努力不足で申し訳ない」と述べた。
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