昨日(2025年4月23日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:62.700(-1.280)<-2.00%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは夜以降に下落。
中国経済の減速懸念が伝えられており、USOIL価格の下落に影響した可能性があります。
また、カザフスタンが石油輸出国機構(OPEC)プラスの割り当てに従わない意向を示し、カザフスタンからの原油供給量は減少しない見通しです。
これも、下落要因だったと指摘されています。
なお、EIA(米エネルギー情報局)が週間在庫統計を発表し、在庫量の増加幅は市場予想と比べて小幅に留まりました。
発表直後のUSOILは上昇したものの、再び下落基調に戻っています。
【WTI原油(USOIL)】本日(2025年4月24日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年4月24日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は上下にヒゲのある陰線を形成し、小幅安が進みました。
平均足は陰連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており下落圧力は限定的です。
4月17日から陽線と陰線が交互に現れており、値動きに方向性の出ない状態が続いています。
17日から続くレンジ状態を上下どちらの方向へ突破するかに注目です。
<1時間足チャート分析>
取引開始から上昇したものの半ば以降に大きく下落して、取引終了前に若干反発して1日を終えました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
4月17日高値と23日高値でダブルトップを形成して下落が進みました。
目先は、ダブルトップ形成後の下落が続くか、いったん反発を見せるかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2025年4月17日時点の米国の原油リグ稼働数は前週から1基増加し、481基でした。
2025年4月前半に489基に達しましたが、現在は480基台前半で推移しています。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2025年4月11日時点の原油在庫は前週比で51.5万バレルほど増加し、およそ4億4286万バレルです。
2025年1月後半から右肩上がりに推移しています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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