先週金曜日(2025年4月11日)のドル円動向振り返り
ドル円は円高が優勢。
米国の関税政策に対する警戒感が強いと伝えられており、ドル円は引き続き円高の展開でした。
中国が米国に対する関税をさらに引き上げる旨を発表しており、これも円高に作用した模様です。
日付が変わる頃に円安方向にやや戻ったものの、勢いは乏しく、続落で取引を終えました。
なお、米国で卸売物価指数(PPI)が発表され、市場予想より低い値でした。
公表されたPPIは相互関税実施前の実績であり、ドル円は特段の反応を示していません。
また、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が発言し、関税を受けて今年のインフレ率予想は3.5−4%である旨が報じられています。
本日(2025年4月14日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2025年4月14日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、140円台後半から143円台後半にかけて、買い注文を確認できます。
現在値付近や円高の範囲で発注されており、買い意欲の状況がわかります。
しかし、144円付近から円安の範囲では、買い注文が乏しいです。
積極的に買いたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
その一方、151円付近の売り注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これが注目されている模様です。
また、146円付近にも、特に厚い売り注文があります。
こちらもキリの良い数字であり、これに着目した注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
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ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2025年4月14日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのは豪ドル円です。
ポンド円とも相関関係でした。
その一方、強い逆相関関係だったのはユーロドルとポンドドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2025年4月14日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はNZドル、最も弱い通貨はドルです。
円はプラス圏で上下動し、日付が変わってからマイナスに転じました。
ドルはマイナス幅を広げる展開で、最終的にマイナスで取引を終えました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のドル円の注目材料
15日(火)21:30(米国)4月ニューヨーク連銀製造業景気指数
16日(水)8:50(日本)2月機械受注(前年同月比)
16日(水)8:50(日本)2月機械受注(前月比)
16日(水)11:00(中国)1-3月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比)
16日(水)11:00(中国)1-3月期四半期国内総生産(GDP)(前期比)
16日(水)18:00(ユーロ)3月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)
16日(水)18:00(ユーロ)3月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
16日(水)21:30(米国)3月小売売上高(前月比)
16日(水)21:30(米国)3月小売売上高(除自動車)(前月比)
16日(水)22:15(米国)3月鉱工業生産(前月比)
16日(水)22:45(カナダ)カナダ銀行 政策金利
16日(水)23:00(米国)4月NAHB住宅市場指数
16日(水)26:30(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
16日(水)29:00(米国)2月対米証券投資
16日(水)29:00(米国)2月対米証券投資(短期債除く)
17日(木)8:50(日本)3月貿易統計(通関ベース、季調前)
17日(木)8:50(日本)3月貿易統計(通関ベース、季調済)
17日(木)21:15(ユーロ)欧州中央銀行(ECB)政策金利
17日(木)21:30(米国)4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
17日(木)21:30(米国)3月住宅着工件数(前月比)
17日(木)21:30(米国)3月住宅着工件数(年率換算件数)
17日(木)21:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
17日(木)21:30(米国)3月建設許可件数(前月比)
17日(木)21:30(米国)3月建設許可件数(年率換算件数)
17日(木)21:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
17日(木)21:45(ユーロ)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
18日(金)8:30(日本)3月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)
18日(金)8:30(日本)3月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
18日(金)8:30(日本)3月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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問い合わせ先:お問い合わせフォームから
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