先週金曜日（2025年3月21日）の豪ドル円動向振り返り

豪ドル円は円高が優勢。

朝に日本で消費者物価指数（CPI）が発表され、市場予想より高い数字でした。
しかし、発表後の円高の動きは限定的で、夕刻にかけて円安が進んでいます。
円安一巡後は円高に戻る展開で、日付が変わると再び円安方向に戻りました。
最終的に、20日終値に比べて円高で取引を終えています。

なお、豪州で主要な経済指標は発表されず、要人発言も伝わりませんでした。
また、日本の要人発言は特段伝えられていません。

本日（2025年3月24日）の豪ドル円チャートテクニカル分析

（チャートは2025年3月24日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示）

「オーダーブック」を見ると、94円台後半の買い注文が特に厚いです。
目立ったレジスタンスライン等を確認できず、大口投資家等が何らかの理由で発注している可能性があります。
また、92円付近の買い注文も厚いです。
キリの良い数字であり、これが注目されている模様です。

その一方、93円台前半の売り注文が厚いです。
サポートライン付近で発注されており、これに着目した注文の模様です。
また、96円付近にも、厚い売り注文があります。
キリの良い数字であり、これを意識した注文の可能性があります。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

豪ドル円と他の通貨ペアとの相関分析

（画像は2025年3月24日7時のもの）

過去24時間の相関関係を見ると、豪ドル円と強い相関関係だったのはユーロ円とポンド円です。
相関関係だったのはドル円と豪ドル米ドル、弱い相関関係だったのはユーロドルとポンドドルです。
その一方、逆相関の関係だった通貨ペアはありませんでした。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

豪ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

（画像は2025年3月24日7時のもの）

過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はドル、最も弱い通貨は豪ドルです。
円は夜にプラスに転じる場面があったものの、おおむねマイナス圏で取引されました。
豪ドルはゼロを中心に上下動し、夜以降にマイナス幅を広げました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

今週の豪ドル円の注目材料

25日（火）8:50（日本）日銀・金融政策決定会合議事要旨
25日（火）23:00（米国）2月新築住宅販売件数（前月比）
25日（火）23:00（米国）2月新築住宅販売件数（年率換算件数）
26日（水）9:30（豪州）2月消費者物価指数（ＣＰＩ）（前年同月比）
27日（木）21:30（米国）10-12月期四半期実質国内総生産（ＧＤＰ、確定値）（前期比年率）
28日（金）8:30（日本）3月東京都区部消費者物価指数（ＣＰＩ、生鮮食料品除く）（前年同月比）
28日（金）16:00（英国）10-12月期四半期国内総生産（ＧＤＰ、改定値）（前年同期比）
28日（金）16:00（英国）10-12月期四半期国内総生産（ＧＤＰ、改定値）（前期比）
28日（金）21:30（カナダ）1月月次国内総生産（ＧＤＰ）（前年同月比）
28日（金）21:30（カナダ）1月月次国内総生産（ＧＤＰ）（前月比）
28日（金）21:30（米国）2月個人消費支出（ＰＣＥコア・デフレーター、食品・エネルギー除く）（前年同月比）
28日（金）21:30（米国）2月個人消費支出（ＰＣＥコア・デフレーター、食品・エネルギー除く）（前月比）
28日（金）21:30（米国）2月個人消費支出（ＰＣＥデフレーター）（前年同月比）

本日発表予定の経済指標はこちら

またAUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>AUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムレート

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