先週金曜日(2025年3月7日)のドル円動向振り返り
ドル円は最終的にほぼ変わらず。
米雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数と失業率が市場予想より弱い結果でした。
発表直後のドル円は円安方向に反応したものの、すぐに円高に転じています。
しかし、円高の勢いも限定的で、上下に大きく振れる展開でした。
未明にやや円安方向に進み、6日終値と同水準で取引を終えました。
なお、トランプ米大統領が発言し、停戦までロシアに制裁や関税を設ける可能性がある旨が報じられています。
また、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が発言し、インフレ率2%への道のりは起伏が続くだろうとの見通しが示されています。
本日(2025年3月10日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2025年3月10日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、147円付近の買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
また、145円付近にも、特に厚い買い注文があります。
キリの良い数字であり、これが意識されていると考えられます。
その一方、148円台後半の売り注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近で発注されており、これを狙った注文の模様です。
また、150円付近にも、特に厚い売り注文があります。
この周辺にもレジスタンスラインがあり、これに着目した注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
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ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2025年3月10日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのは、ポンド円と豪ドル円です。
相関関係だったのは豪ドル米ドル、弱い相関関係だったのはユーロ円です。
その一方、逆相関関係だったのはユーロドルです。
ポンドドルとも弱い逆相関関係でした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2025年3月10日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はユーロ、最も弱い通貨はカナダドルです。
円はおおむねプラス圏で推移し、早朝以降はゼロ付近で取引されました。
ドルはゼロを中心に上下動し、最終的にわずかにプラスで取引を終えました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のドル円の注目材料
10日(月)8:50(日本)1月国際収支・貿易収支
11日(火)8:50(日本)10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
11日(火)8:50(日本)10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(年率換算)
11日(火)23:00(米国)1月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
12日(水)21:30(米国)2月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
12日(水)21:30(米国)2月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
12日(水)21:30(米国)2月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
12日(水)21:30(米国)2月消費者物価指数(CPI)(前月比)
12日(水)22:45(カナダ)カナダ銀行 政策金利
12日(水)27:00(米国)2月月次財政収支
13日(木)21:30(米国)2月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
13日(木)21:30(米国)2月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比)
13日(木)21:30(米国)2月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
13日(木)21:30(米国)2月卸売物価指数(PPI)(前月比)
13日(木)21:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
13日(木)21:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
14日(金)16:00(英国)1月月次国内総生産(GDP)(前月比)
14日(金)23:00(米国)3月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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