WTI原油見通し(市況ニュース):ドルインデックス低下の影響で、原油価格は反発(2025年2月14日)

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昨日(2025年2月13日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:71.802(+0.29)<+0.41%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

USOILは夜以降に上昇。

夜にかけて、USOIL価格は下落しました。
ウクライナ情勢に関して、トランプ米大統領とプーチン・ロシア大統領が停戦に向けて協議する旨が報じられており、これを受けた下落トレンドが昨日も継続しました。

その後は上昇に転じ、12日終値を超えました。
米国の関税政策について即座に実施されない旨が報じられ、協議の猶予があることからドルインデックスが低下しています。

ドルインデックスの低下はUSOILにとって上昇要因とされており、この影響で価格が上がったと考えられます。

【WTI原油(USOIL)】本日(2025年2月14日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2025年2月14日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年2月14日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は下ヒゲのある実体の短い陽線を形成し、前日12日の大幅安後の反発を見せました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
70ドル台半ばまで下落したものの、71ドルを回復して取引を終えました。
目先は、71ドルが支持帯となり反発を見せるか、71ドルを割れて下落が進むかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引開始から下落が進んだ後、後半は上昇が進み、始値を上回る水準で取引を終えました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
ダブルボトム形成の可能性があり、2月6日の直近安値を割れた後に上昇が進んでいます。
目先は、ダブルボトム形成により反発が進むか、反落し安値切り下げが進むかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2025年2月7日時点の米国の原油リグ稼働数は前週から1基増加し、480基でした。
2025年1月中盤以降は470基台で推移していましたが、再び480基台に到達しています。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

原油在庫の推移(週間)

原油在庫の推移(週間)

米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2025年2月7日時点の原油在庫は前週比で407万バレルほど増加し、およそ4億2786万バレルです。
直近は3週連続で増加しており、2025年1月後半から増加基調に転換しています。

石油・天然ガス貯蔵量の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

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