昨日(2025年2月13日)のドル円動向振り返り
ドル円は円高の展開。
日中のドル円はレンジ相場気味に取引され、夕刻以降に円高傾向が強まりました。
米10年債利回りが緩やかに低下しており、この影響を受けた模様です。
夜に米国で卸売物価指数(PPI)と前週分新規失業保険申請件数が発表され、PPIは市場予想より高く、失業保険申請件数は市場予想比で強い結果でした。
発表直後のドル円は円安に進んだものの、円高に反転しています。
この時間帯の米10年債利回りがさらに低下しており、これを反映したと報じられています。
円高の動きは朝まで継続し、そのまま1日の取引を終えました。
なお、日本で国内企業物価指数が発表され、前年同月比で市場予想より高い数字でした。
これに対して、ドル円は特段の反応を示していません。
本日(2025年2月14日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2025年2月14日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、155円台半ばの買い注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
また、154円台後半にも、やや厚い買い注文を確認できます。
この周辺にもレジスタンスラインがあり、これが意識されていると考えられます。
その一方、153円台後半から157円台後半にかけて、売り注文があります。
現在値よりも円安の範囲で発注されており、売り意欲の状況がわかります。
しかし、現在値付近や円高の部分では、売り注文が乏しいです。
積極的に売りたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2025年2月14日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのはユーロ円と豪ドル円です。
ポンド円とも相関関係でした。
その一方、強い逆相関関係だったのはポンドドルです。
逆相関関係だったのはユーロドルと豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2025年2月14日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はスイスフラン、最も弱い通貨はドルです。
日中の円はおおむねマイナス圏で推移し、夜以降はプラス幅を拡大しました。
ドルはマイナス圏で取引され、日付が変わるころからマイナス幅を広げました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2025年2月14日)の主な経済指標
22:30(米国)1月小売売上高(前月比)
23:15(米国)1月鉱工業生産指数(前月比)
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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