先週金曜日（2025年2月7日）の豪ドル円動向振り返り

豪ドル円は夜以降に円高の展開。

朝から夜にかけて、豪ドル円は円安が進みました。
円が主要通貨に対して弱く、豪ドルに対しても同様です。
その後、米国による相互関税に関する報道が伝わると相場が大きく動き、豪ドル円は上下動しながらも全体としては円高傾向に進みました。
相互関税の詳細については、今週発表される見込みです。
売り一巡後に反発する場面があったものの、6日終値に比べて円高で取引を終えました。

なお、IMF（国際通貨基金）の代表団が発言し、日本の政策金利は2027年末までに中立水準に達する見通しが伝えられています。
また、豪州で主要な経済指標は発表されず、要人発言も伝わりませんでした。

本日（2025年2月10日）の豪ドル円チャートテクニカル分析

（チャートは2025年2月10日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示）

「オーダーブック」を見ると、94円台半ばの買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
また、94円付近にも、特に厚い買い注文があります。
キリの良い数字であり、これが意識されていると考えられます。

その一方、94円台前半から98円台半ばにかけて、売り注文を確認できます。
現在値よりも円安の範囲で発注されており、売り圧力の状況がわかります。
その中でも、98円付近やその周辺の売り注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これが注目されている可能性があります。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

豪ドル円と他の通貨ペアとの相関分析

（画像は2025年2月10日7時のもの）

過去24時間の相関関係を見ると、豪ドル円と強い相関関係だったのは、ドル円、ユーロ円、ポンド円、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
その一方、逆相関の関係だった通貨ペアはありませんでした。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

豪ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

（画像は2025年2月10日7時のもの）

過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はカナダドル、最も弱い通貨はスイスフランです。
円は夜にかけてマイナス幅を広げ、日付が変わるころにプラスに転じました。
豪ドルは日付が変わるころまでおおむねプラス圏で推移し、未明以降はゼロ付近で取引されました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

今週の豪ドル円の注目材料

10日（月）8:50（日本）12月国際収支・貿易収支
11日（火）24:00（米国）パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長、発言
12日（水）22:30（米国）1月消費者物価指数（ＣＰＩコア指数）（前年同月比）
12日（水）22:30（米国）1月消費者物価指数（ＣＰＩコア指数）（前月比）
12日（水）22:30（米国）1月消費者物価指数（ＣＰＩ）（前年同月比）
12日（水）22:30（米国）1月消費者物価指数（ＣＰＩ）（前月比）
12日（水）24:00（米国）パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長、発言
13日（木）16:00（英国）10-12月期四半期国内総生産（ＧＤＰ、速報値）（前年同期比）
13日（木）16:00（英国）10-12月期四半期国内総生産（ＧＤＰ、速報値）（前期比）
13日（木）16:00（英国）12月月次国内総生産（ＧＤＰ）（前月比）
14日（金）19:30（ロシア）ロシア中銀政策金利
14日（金）22:30（米国）1月小売売上高（前月比）
14日（金）22:30（米国）1月小売売上高（除自動車）（前月比）

本日発表予定の経済指標はこちら

またAUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>AUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムレート

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