昨日(2025年2月3日)のドル円動向振り返り
ドル円は上下動の末に円高。
米国がカナダ、メキシコそして中国に関税を課し、貿易戦争に発展する可能性が指摘されています。
午前中のドル円は円安が進み、午後以降は一転して円高が優勢で、不安定な動きです。
深夜に入るとメキシコ大統領が発言し、関税開始が1か月間先送りになった旨が報道されました。
貿易戦争激化への懸念が和らいだと報じられており、ドル円は円安方向に戻っています。
さらに、早朝にカナダも関税の1か月間延期を発表しました。
最終的に、先週末終値に比べて円高で1日の取引を終えています。
なお、米国でPMI(製造業購買担当者景気指数)とISM製造業景況指数が発表され、いずれも市場予想より強い結果でした。
この時間帯のドル円は不安定な動きを示しています。
また、コリンズ米ボストン連銀総裁が発言し、金利を再度引き下げる緊急性はない旨が報じられています。
本日(2025年2月4日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2025年2月4日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、153円付近の買い注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これが注目されている模様です。
また、154円付近にも、特に厚い買い注文があります。
サポートライン付近で発注されており、これが意識されていると考えられます。
その一方、153円台半ばから158円台半ばにかけて、売り注文を確認できます。
直近の値動き全体で発注されており、売り圧力の強さがわかります。
その中でも、158円付近の売り注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これを狙った注文の模様です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2025年2月4日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と相関関係だったのはユーロ円です。
その一方、強い逆相関関係だったのはポンドドルと豪ドル米ドルです。
逆相関関係だったのはユーロドル、弱い逆相関関係だったのは豪ドル円です。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2025年2月4日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はカナダドル、最も弱い通貨はNZドルです。
円はプラス圏で上下動し、最終的にややプラスで取引を終えました。
ドルは朝にプラス幅を大きく広げたものの、最終的にマイナスで取引を終えています。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2025年2月4日)の主な経済指標
24:00(米国)12月JOLTS求人件数
25:00(米国)ボスティック・アトランタ連銀発言
28:00(米国)デイリー・サンフランシスコ連銀発言
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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