先週金曜日(2025年1月31日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:74.517(+0.555)<+0.75%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは続伸。
米国によるカナダとメキシコへの25%の関税発動が懸念され、これが価格上昇要因だったと報じられています。
その一方、金曜日のドルインデックスは上昇傾向で推移し、これは価格下落要因とされます。
昨日は価格上昇圧力の方が強い展開でした。
なお、米国による関税は2月4日(火)に開始されます。
また、CFTC(米商品先物取引委員会)が原油の投機的ネットポジションを公開し、およそ26万4,000の買い越しでした。
買い越し幅は2週連続で縮小しています。
【WTI原油(USOIL)】本日(2025年2月3日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年2月3日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は下ヒゲのある陽線を形成して上昇し、2営業日続伸となりました。
平均足は陰転2日目で、ローソク足は平均足の下にあり、下落トレンド開始を示唆しています。
27日以降、73ドル前後で反発しており、73ドル台が支持帯として機能しています。
73ドル台の攻防の行方が注目されます。
<1時間足チャート分析>
下落が続いた後、取引後半に上昇し始値を上回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連しているものの、ローソク足は平均足を上回っておりトレンド転換を示唆しています。
引いた目で見ると1月15日を天井とする切り下げを伴う下落が継続中です。
切り下げを伴う下落がどこまで続くかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2025年1月24日時点の米国の原油リグ稼働数は472基でした。
前週の478基から6基減少し、2025年に入ってからは減少が続いています。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2025年1月24日時点の原油在庫は前週比で346.3万バレルほど増加し、およそ4億1513万バレルです。
2025年1月に入ってからも下落を続けていましたが、直近は大幅に増加しています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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