昨日（2025年1月15日）のドル円動向振り返り
ドル円は円高の展開。
昼に植田日銀総裁が発言し、来週の会合で利上げするかどうかを判断する旨が報じられました。
発言後、円高が大きく進んでいます。
市場は来週開催の金融政策決定会合での政策金利引き上げを意識した模様です。
夜に入ると米国で消費者物価指数（CPI）が発表され、前年同月比で総合指数は市場予想と一致し、コア指数は市場予想を下回りました。
発表後のドル円は円高がさらに進行しています。
日付が変わってから円安方向にやや戻ったものの、大幅な円高で1日の取引を終えました。
なお、米地区連銀経済報告（ベージュブック）が公表され、米国の経済活動は全ての地区でわずかまたは緩やかに拡大した旨が伝えられました。
これに対し、ドル円は大きな反応を示していません。
本日（2025年1月16日）のドル円チャートテクニカル分析
（チャートは2025年1月16日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示）
「オーダーブック」を見ると、156円台後半の買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
また、159円台前半にも、特に厚い買い注文があります。
レジスタンスラインよりも少し円安の水準で発注されており、これを意識した注文の可能性があります。
その一方、155円台後半の売り注文が特に厚いです。
サポートライン付近に位置しており、これに着目した注文の模様です。
また、160円付近にも、特に厚い売り注文があります。
キリの良い数字であり、これを狙った注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
（画像は2025年1月16日7時のもの）
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円、ポンド円そして豪ドル円です。
その一方、強い逆相関関係だったのはポンドドルと豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
（画像は2025年1月16日7時のもの）
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はユーロです。
円はプラス幅を拡大する展開で、この傾向は深夜まで継続しました。
ドルはゼロを中心に動き、夕刻以降はマイナス圏で取引されました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日（2025年1月16日）の主な経済指標
16:00 （英国）11月月次国内総生産（GDP）
21:30 （ユーロ）ECB理事会議事要旨
22:30 （米国）小売売上高
22:30 （米国）フィラデルフィア連銀景況指数
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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