先週金曜日(2024年12月27日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:3.473(+0.097)<+2.87%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGASは上昇。
NWS(アメリカ国立気象局)によると、今後1~2週間の米国本土の気温は東部を中心に平年よりも大きく低下する予報です。
天然ガスの暖房需要増加が見込まれ、これがNATGAS価格の上昇要因だったと報じられています。
なお、EIA(米エネルギー情報局)が週間在庫統計を発表し、前週比で93bcf(10億立方フィート)の減少でした。
発表後のNATGAS価格は下落で反応しています。
また、CFTC(米商品先物取引委員会)による天然ガスの投機的ネットポジションの公開は、日本時間31日(火)早朝の予定です。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2024年12月30日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年12月30日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は上下にヒゲのある陽線を形成し、前日の値幅の範囲内での取引となりました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
12月20日以降、年初来高値更新はありながら3.5ドルを中心に上下する状態が継続中です。
目先は、3.5ドルを突破して再度年初来高値更新に向かうか、3.5ドルを超えられずに反落するかに注目です。
<1時間足チャート分析>
取引半ばから急騰と急落を繰り返した後、最終的に上昇し始値を上回る水準で取引を終えました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており明確な方向性は出ていません。
12月23日の高値を天井に緩やかな高値と安値の切り下げが続いています。
緩やかな下落トレンドがどこまで続くかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週と変わらず483基でした。
稼働数は4週連続で480基台を維持しています。
一方、天然ガスのリグ数は前週と同じ102基です。
5月以降、稼働リグ数は100基前後で推移しています。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で93bcf(10億立方フィート)減少し、3529bcfでした。
6週連続の減少で、在庫量は昨年の同時期をわずかに上回る水準まで低下しています。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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