先週金曜日(2024年12月13日)のドル円動向振り返り
ドル円は円安が優勢。
先週金曜日のドル円は朝から深夜にかけて円安が進みました。
今週は日銀の金融政策決定会合が開催される予定で、市場の政策金利引き上げ見通しは後退していると報じられています。
これが円安に傾いた要因の一つの模様です。
米10年債利回りが上昇傾向で推移した点も、市場関係者の注目を集めた可能性があります。
未明以降は値動きが落ち着き、円安で1日の取引を終えました。
なお、米国で輸入物価指数と輸出物価指数が発表され、いずれも市場予想より高い結果でした。
発表直後のドル円は大きな反応を示していません。
また、日米要人の発言は特段伝えられませんでした。
本日(2024年12月16日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2024年12月16日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、148円台半ばから153円台後半にかけて、買い注文を確認できます。
現在値付近や円高の範囲で発注されており、買い意欲の強さがわかります。
その中でも、150円付近の買い注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これが注目されている模様です。
その一方、150円台後半から154円台後半にかけて、売り注文を確認できます。
現在値周辺を含む広い範囲で発注されており、売り圧力の強さがわかります。
その中でも、150円台後半の売り注文が特に厚いです。
サポートライン付近に位置しており、これが意識されていると考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2024年12月16日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円そしてユーロドルです。
その一方、強い逆相関関係だったのはポンドドル、弱い逆相関関係だったのは豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2024年12月16日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はユーロ、最も弱い通貨は円です。
円はゼロを挟んで上下動し、夕刻以降にマイナス幅を広げました。
ドルはマイナスで推移する場面があったものの、おおむねプラス圏で取引されました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のドル円の注目材料
16日(月)8:50(日本)10月機械受注(前年同月比)
16日(月)8:50(日本)10月機械受注(前月比)
16日(月)22:30(米国)12月ニューヨーク連銀製造業景気指数
16日(月)23:45(米国)12月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
16日(月)23:45(米国)12月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)
16日(月)23:45(米国)12月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
17日(火)-(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目
17日(火)22:30(米国)11月小売売上高(前月比)
17日(火)22:30(米国)11月小売売上高(除自動車)(前月比)
17日(火)23:15(米国)11月鉱工業生産(前月比)
17日(火)24:00(米国)12月NAHB住宅市場指数
18日(水)-(日本)日銀・金融政策決定会合(1日目)
18日(水)8:50(日本)11月貿易統計(通関ベース、季調前)
18日(水)8:50(日本)11月貿易統計(通関ベース、季調済)
18日(水)19:00(ユーロ)11月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)
18日(水)19:00(ユーロ)11月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
18日(水)22:30(米国)11月住宅着工件数(前月比)
18日(水)22:30(米国)11月住宅着工件数(年率換算件数)
18日(水)22:30(米国)7-9月期四半期経常収支
18日(水)22:30(米国)11月建設許可件数(前月比)
18日(水)22:30(米国)11月建設許可件数(年率換算件数)
18日(水)28:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
18日(水)28:30(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
19日(木)-(日本)日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
19日(木)6:45(ニュージーランド)7-9月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比)
19日(木)6:45(ニュージーランド)7-9月期四半期国内総生産(GDP)(前期比)
19日(木)15:30(日本)植田和男日銀総裁、定例記者会見
19日(木)21:00(英国)イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
19日(木)21:00(英国)英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
19日(木)22:30(米国)12月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
19日(木)22:30(米国)7-9月期四半期コアPCE・確定値(前期比年率)
19日(木)22:30(米国)7-9月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)(前期比年率)
19日(木)22:30(米国)7-9月期四半期GDP個人消費・確定値(前期比年率)
19日(木)22:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
19日(木)22:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
19日(木)24:00(米国)11月中古住宅販売件数(前月比)
19日(木)24:00(米国)11月中古住宅販売件数(年率換算件数)
19日(木)24:00(米国)11月景気先行指標総合指数(前月比)
19日(木)30:00(米国)10月対米証券投資
19日(木)30:00(米国)10月対米証券投資(短期債除く)
20日(金)8:30(日本)11月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)
20日(金)8:30(日本)11月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
20日(金)8:30(日本)11月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
20日(金)19:30(ロシア)ロシア中銀政策金利
20日(金)22:30(米国)11月個人所得(前月比)
20日(金)22:30(米国)11月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
20日(金)22:30(米国)11月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
20日(金)22:30(米国)11月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
20日(金)22:30(米国)11月個人消費支出(PCE)(前月比)
20日(金)24:00(米国)12月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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