昨日(2024年12月11日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:70.411(+1.85)<+2.70%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは3営業日続伸。
中東情勢の混迷が報じられているのに加え、米国によるロシアへの追加制裁も伝えられており、USOILは1日を通して上昇の展開でした。
なお、EIA(米エネルギー情報局)が週間在庫統計を発表し、前週比でおよそ143万バレルの減少でした。
同時に発表されたガソリン在庫は前週比で増加しています。
発表後のUSOILはやや下落したものの、ほどなくして上昇トレンドに戻っています。
また、OPECが月報を公開し、2024年の原油需要見通しを引き下げて日量161万バレル増としました。
原油需要の引き下げはUSOIL価格にとってマイナスと考えられますが、市場は特段の反応を示していません。
【WTI原油(USOIL)】本日(2024年12月12日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年12月12日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は陽線を形成して、3連騰で70ドルを回復しました。
平均足は陽線と陰線が交互に現れ、ローソク足と平均足は重なっており明確な方向性は出ていません。
12月4日からの3日続落の値幅を、9日からの3日続伸で回復しています。
目先は、節目価格70ドルの攻防の行方に注目です。
<1時間足チャート分析>
取引開始から目立った下落もなく、終日上昇が続く1日となりました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
12月安値から上昇が続いた後、12月高値目前まで上昇する形となりました。
目先は、12月高値更新に向けて上昇が続くか、このまま高値更新には至らず下落が進むかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2024年11月27日時点の米国の原油リグ稼働数は477基でした。
2024年11月から470基台で推移しています。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2024年11月29日時点の原油在庫は前週比で507.3万バレルほど減少し、およそ4億2338万バレルです。
2024年9月後半から右肩上がりに増加していましたが、直近は2週連続で減少しています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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