昨日（2024年12月11日）のドル円動向振り返り
ドル円は夜に大幅円安。
来週の日銀の金融政策決定会合の見通しについてブルームバーグが報道し、ドル円は円高に反応した後に急騰しました。
この報道では、12月会合で利上げ提案があれば一部の委員は反対しない見通しであると報じられ、これは円高要因だと考えられます。
その一方、今月の利上げを見送っても物価上昇リスクは大きくない旨が示され、これは円安要因だと指摘されています。
その後、米国で消費者物価指数（CPI）が発表され、市場予想と一致しました。
これを受けてドル円は円高が進んだものの長続きせず、ほどなくして指標発表前の水準に戻っています。
最終的に、10日終値に比べて円安で取引を終えました。
なお、イエレン米財務長官が発言し、ドルに対抗できる通貨はおそらく存在しない旨が報じられています。
本日（2024年12月12日）のドル円チャートテクニカル分析
（チャートは2024年12月12日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示）
「オーダーブック」を見ると、152円台後半の買い注文が厚いです。
レジスタンスライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
また、148円付近の買い注文も厚いです。
キリの良い数字であり、これが意識されていると考えられます。
その一方、150円台半ばから154円付近にかけて売り注文を確認できます。
現在値周辺を含む広い範囲で発注されており、売り圧力の強さがわかります。
その中でも、150円台後半の売り注文が特に厚いです。
サポートライン付近に位置しており、これを狙った注文の模様です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
（画像は2024年12月12日7時のもの）
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円、ポンド円そして豪ドル円です。
その一方、強い逆相関関係だったのはユーロドルとポンドドルです。
豪ドル米ドルとも逆相関関係でした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
（画像は2024年12月12日7時のもの）
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はカナダドル、最も弱い通貨は円です。
日中の円はプラス幅を広げる展開で、夜以降は一転してマイナス圏で取引されました。
ドルは昼までマイナス圏で推移し、それ以降はおおむねプラス圏で上下動しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日（2024年12月12日）の主な経済指標
22:15（ユーロ）ECB政策金利
22:30（米国）11月卸売物価指数（PPI）
22:45（ユーロ）ラガルドECB総裁会見
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名：OANDA証券株式会社
所在地：東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会：一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号：第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先：お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
