先週金曜日(2024年11月8日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:2.404(-0.016)<-0.66%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGASは2営業日連続で下落。
米国本土の直近1~2週間の気温は、平年よりやや高いと見込まれています。
天然ガスの暖房需要が伸びづらいと考えられ、これがNATGAS価格の下落につながったと報じられています。
なお、CFTC(米商品先物取引委員会)が天然ガスの投機的ネットポジションを公開し、およそ15万6,000の売り越しでした。
売り越し幅は3週連続で15万を超えています。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2024年11月11日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年11月11日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は上ヒゲが長く実体の短い陰線を形成し、前日の値幅の範囲内の取引に留まりました。
平均足は陽線3日目となりましたが、ローソク足と平均足が重なっており明確なトレンドは出ていません。
11月5日の値幅内の取引が3営業日目となり、次の値動きの発生を待つ状態です。
引き続き、5日の値幅を上下どちらの方向にブレイクするかに注目です。
<1時間足チャート分析>
ほぼ2.4ドル台での取引が続く中で、始値を下回る水準で取引を終えました。
平均足は陽線と陰線を繰り返し、ローソク足は平均足を上下する状態が続いており明確なトレンドは出ていません。
2.5ドル付近が抵抗帯となり下落する展開が続いています。
目先は、2.5ドルを超えられず下落が進むか、2.5ドルを突破して上昇が加速するかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で変わらず、479基でした。
6月以降、稼働リグ数は480基前後で推移しています。
一方、天然ガスのリグ数も前週から変化なく、102基です。
稼働リグ数は3週連続で100基台を維持しています。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で69bcf(10億立方フィート)増加し、3932bcfでした。
在庫増加幅は市場予想とおおむね同じで、在庫量は直近5年間の平均を上回って推移しています。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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