昨日（2024年10月30日）のドル円動向振り返り
ドル円はほぼ変わらず。
日中のドル円は動意に乏しい展開だったものの、夕刻に円高が進みました。
米10年債利回りの低下やユーロドルの上昇を反映した模様です。
夜に入り米国でADP雇用統計が発表され、市場予想より強い結果でした。
発表後のドル円は円安が進み、日足始値付近まで戻っています。
その一方、米四半期国内総生産（GDP）は市場予想より弱い数字が示されました。
GDP発表直後のドル円は上下にやや大きく振れており、次第に円高方向に動いてレンジ相場の様相です。
その後も方向感の乏しい動きが継続し、最終的に一昨日の終値と同水準で取引を終えました。
なお、昨日から日銀の金融政策決定会合が開催されており、結果は本日の昼に公表される見込みです。
本日（2024年10月31日）のドル円チャートテクニカル分析
（チャートは2024年10月31日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示）
「オーダーブック」を見ると、147円台半ばから154円付近にかけて、買い注文が厚いです。
現在値周辺を含む広い範囲で発注されており、買い圧力の強さがわかります。
その中でも、153円台半ばの買い注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
その一方、152円台後半に、特に厚い売り注文があります。
サポートライン付近で発注されており、これを意識した注文の模様です。
また、155円付近にも、特に厚い売り注文があります。
キリの良い数字であり、これに着目した注文の可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
（画像は2024年10月31日7時のもの）
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と相関関係だったのはポンド円です。
ユーロ円とも弱い相関関係でした。
その一方、逆相関関係だったのは豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
（画像は2024年10月31日7時のもの）
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はユーロ、最も弱い通貨はポンドです。
円はプラス圏で上下動し、深夜以降はおおむねマイナス圏で取引されました。
ドルはゼロを挟んで動き、最終的にマイナスで取引を終えました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日（2024年10月31日）の主な経済指標
（日本）日銀金融政策決定会合
15:30（日本）植田日銀総裁定例記者会見
19:00（ユーロ）10月ユーロ圏消費者物価指数
21:30（米国）9月PCEデフレーター
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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