昨日(2024年10月29日)のドル円動向振り返り
ドル円は最終的に円安。
昼のドル円は円高がやや優勢だったものの、夕刻以降は円安に転じました。
夜に入ると米国で経済指標が発表され、雇用動態調査(JOLTS)求人件数が市場予想より弱い結果でした。
発表直後のドル円は円高が大きく進んでいます。
しかし、同時に発表された消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)は市場予想比で強く、ドル円はほどなくして元の水準に戻っています。
日付が変わった後は値動きが落ち着き、横ばいに転じて取引を終えました。
なお、日本で失業率と有効求人倍率が発表されたものの、発表直後のドル円に特段の反応は見られませんでした。
本日(2024年10月30日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2024年10月30日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、147円台半ばから154円付近にかけて、買い注文が厚いです。
現在値周辺や円高の範囲で発注されており、買い意欲の強さがわかります。
その中でも、150円付近の買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
その一方、155円付近に、特に厚い売り注文があります。
キリの良い数字であり、これを意識した注文だと考えられます。
また、151円台半ばの売り注文も特に厚いです。
サポートライン付近で発注されており、これに着目した注文の模様です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2024年10月30日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのはユーロ円とポンド円です。
豪ドル円とポンドドルとも相関関係でした。
その一方、逆相関関係だったのはユーロドルと豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2024年10月30日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はポンド、最も弱い通貨は豪ドルです。
円は夕刻にかけてプラス圏で推移し、夜以降はゼロ付近で取引されました。
ドルはゼロを中心に動いた後、夜にプラス幅を広げました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2024年10月30日)の主な経済指標
(日本)日銀・金融政策決定会合(1日目)
19:00(ユーロ)7-9月期四半期域内GDP
21:15(米国)10月ADP雇用者数
21:30(米国)7-9月期四半期実質GDP
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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