先週金曜日（2024年10月18日）のユーロ円動向振り返り

ユーロ円は最終的に円高。

先週金曜日のユーロ円はレンジ相場の展開で、終日方向感の乏しい動きでした。
ドル円が円高傾向だったのに対してユーロドルは上昇しており、これらの動きを反映したものと考えられます。

なお、ユーロ圏で経常収支と建設支出が発表されたものの、ユーロ円に特段の動きは見られませんでした。
また、ミュラー・エストニア中銀総裁が発言し、インフレ率は2%前後で落ち着く見込みとの旨が報じられています。

本日（2024年10月21日）のユーロ円チャートテクニカル分析

（チャートは2024年10月21日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示）

「オーダーブック」を見ると、163円付近の買い注文が厚いです。
レジスタンスライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
また、163円台半ばの買い注文も厚いです。
この周辺にもレジスタンスラインがあり、これを意識した注文だと考えられます。

その一方、161円台半ばから164円付近にかけて、売り注文が厚いです。
現在値周辺を含む広い範囲で発注されており、売り圧力の強さがわかります。
その中でも、163円台後半の売り注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近で発注されており、これが意識されていると考えられます。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析

（画像は2024年10月21日7時のもの）

過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのはポンド円と豪ドル円です。
相関関係だったのはドル円、弱い相関関係だったのは豪ドル米ドルです。
その一方、弱い逆相関関係だったのはユーロドルです。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

（画像は2024年10月21日7時のもの）

過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はカナダドルです。
円はゼロを挟んで上下動し、夜から深夜にかけてプラス幅を広げました。
ユーロはややマイナスで安定的に推移し、夜にプラスに転じました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

今週のユーロ円の注目材料

22日（火）28:15（ユーロ）ラガルド欧州中央銀行(ＥＣＢ)総裁、発言
23日（水）22:45（カナダ）カナダ銀行　政策金利
23日（水）23:00（ユーロ）ラガルド欧州中央銀行(ＥＣＢ)総裁、発言
23日（水）23:00（ユーロ）10月消費者信頼感（速報値）
24日（木）16:15（フランス）10月サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）
24日（木）16:15（フランス）10月製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）
24日（木）16:30（ドイツ）10月サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）
24日（木）16:30（ドイツ）10月製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）
24日（木）17:00（ユーロ）10月サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）
24日（木）17:00（ユーロ）10月製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）
24日（木）23:00（米国）9月新築住宅販売件数（前月比）
24日（木）23:00（米国）9月新築住宅販売件数（年率換算件数）
25日（金）8:30（日本）10月東京都区部消費者物価指数（ＣＰＩ、生鮮食料品除く）（前年同月比）
25日（金）17:00（ドイツ）10月ＩＦＯ企業景況感指数
25日（金）19:30（ロシア）ロシア中銀政策金利

本日発表予定の経済指標はこちら

またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート

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