先週金曜日（2024年8月2日）のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は円高で160円を割り込む。
日中のユーロ円はレンジ相場で推移し、方向感のない展開でした。
ドル円とユーロドルの値動きがともに小さく、この影響を受けた模様です。
夜に入ると円高傾向が強まり、大きく乱高下しながらも、未明までおおむね円高が進みました。
米雇用統計発表後、ドル円は円高、ユーロドルは上昇しており、これらを反映したと考えられます。
なお、フランスで鉱工業生産が発表され、市場予想よりも弱い結果でした。
発表直後のユーロ円は、大きな反応を示していません。
本日（2024年8月5日）のユーロ円チャートテクニカル分析
（チャートは2024年8月5日7時のもの。「Orderbook３」を表示）
「オーダーブック」を見ると、163円台前半や半ばに、特に厚い買い注文があります。
レジスタンスライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
また、159円付近の買い注文も厚いです。
キリの良い数字であり、これに着目した注文の可能性があります。
その一方、166円台半ばの売り注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近に位置しており、これに着目した注文の模様です。
また、165円台前半にも、特に厚い売り注文を確認できます。
この周辺にもレジスタンスラインがあり、これを狙った注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
（画像は2024年8月5日7時のもの）
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのは、ドル円、ポンド円そして豪ドル円です。
その一方、強い逆相関関係だったのはユーロドルとポンドドルです。
豪ドル米ドルとも弱い逆相関関係でした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
（画像は2024年8月5日7時のもの）
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はドルです。
円はゼロを中心に上下動し、夜にプラス幅を大きく広げました。
ユーロはゼロ付近で動き、夕刻から深夜にかけてプラス幅を拡大しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のユーロ円の注目材料
5日（月）8:50（日本）日銀・金融政策決定会合議事要旨
5日（月）16:50（フランス）7月サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値）
5日（月）16:55（ドイツ）7月サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値）
5日（月）17:00（ユーロ）7月サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値）
5日（月）18:00（ユーロ）6月卸売物価指数（ＰＰＩ）（前年同月比）
5日（月）18:00（ユーロ）6月卸売物価指数（ＰＰＩ）（前月比）
5日（月）23:00（米国）7月ＩＳＭ非製造業景況指数（総合）
6日（火）13:30（豪州）豪準備銀行（中央銀行）、政策金利発表
6日（火）15:00（ドイツ）6月製造業新規受注（前年同月比）
6日（火）15:00（ドイツ）6月製造業新規受注（前月比）
6日（火）18:00（ユーロ）6月小売売上高（前年同月比）
6日（火）18:00（ユーロ）6月小売売上高（前月比）
7日（水）15:00（ドイツ）6月鉱工業生産（前年同月比）
7日（水）15:00（ドイツ）6月鉱工業生産（前月比）
8日（木）8:50（日本）6月国際収支・貿易収支
8日（木）13:30（インド）インド中銀政策金利（レポレート）
9日（金）15:00（ドイツ）7月消費者物価指数（ＣＰＩ、改定値）（前年同月比）
9日（金）15:00（ドイツ）7月消費者物価指数（ＣＰＩ、改定値）（前月比）
9日（金）21:30（カナダ）7月失業率
9日（金）21:30（カナダ）7月新規雇用者数
9日（金）25:00（ロシア）4-6月期実質国内総生産（ＧＤＰ、速報値）（前年比）
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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