先週金曜日(2024年6月28日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:81.795(-0.329)<-0.40%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは3営業日ぶりに下落。
イスラエルとヒズボラの戦闘の激化が懸念されており、USOILの上昇要因だったと報じられています。
その一方、米個人消費支出(PCE)が市場予想より弱く、これは下落要因だったと伝えられています。
6月下旬のUSOILは方向感の乏しい展開が続いており、先週金曜日は小幅な下落に留まりました。
なお、CFTC(米商品先物取引委員会)が原油の投機的ネットポジションを公開し、およそ27万1,000の買い越しでした。
買い越し幅は3週連続の増加です。
【WTI原油(USOIL)】本日(2024年7月1日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月1日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日のローソク足は陰線を形成。
一時は83ドル台まで上昇したものの、最終的に81ドル台に下落して引けました。
一方で、陽線を形成している平均足は上ヒゲを伸ばしており、買い優勢が継続しています。
目先は、平均足を目指して下落するか、それとも反発するかに注目です。
<1時間足チャート分析>
高値と安値を切り上げていたローソク足は反落。
平均足を下抜き、一段階下の水準まで下落しました。
直近の平均足は下ヒゲを伸ばした陰線を形成しており、売り優勢を示しています。
目先は、下に位置する中期サポートラインを目指して下落を続けるか、平均足を目指して反発するか注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2024年6月14日時点の米国の原油リグ稼働数は前週から4基減少した488基でした。
2024年5月以降のリグ稼働数は減少傾向が続いており、480基台まで到達しています。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2024年6月21日時点の原油在庫は前週比で359.1万バレルほど増加し、およそ4億6070万バレルです。
直近の原油在庫は増加し、過去5年の平均に近づいています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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