先週金曜日(2024年6月21日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):39227.5(+41.0)<+0.10%>
US100(米国100株価指数):19780.6(-41.9)<-0.21%>
US500(米国500株価指数):5481.0(-6.8)<-0.12%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
6月21日の米国株主要3指数はばらばらの値動きとなり、あまり大きく動きませんでした。
この日に発表された、S&Pグローバルの製造業・サービス業購買担当者景況指数(PMI)は市場予想を上回りました。
しかし、民間調査会社コンファレンス・ボードが発表した景気先行指標総合指数は、前月から低下しています。
US500の参照先であるS&P500の主要な11セクターでは、情報技術が0.84%下落と最も下がりました。
その一方で、通信サービスは上昇しました。
個別で見ていくと、エヌビディア / NVIDIA Corporationは3.22%下落しています。
また、同じく半導体銘柄である、クアルコム / Qualcomm Incorporated、ブロードコム / Broadcom Inc.、マイクロン・テクノロジー / Micron Technology, Inc.も、1.36%~4.38%下落と揃って売られました。
一方、マイクロソフト / Microsoft Corporation、アルファベットA / Alphabet Inc. A、アマゾン・ドット・コム / Amazon.com, Inc.は、0.92%~1.89%上昇しました。
なお、アップル / Apple Inc.は1.04%下落しています。
また金融株を見ると、JPモルガン・チェース / JPMorgan Chase & Co.は1.2%下落、ゴールドマン・サックス・グループ / The Goldman Sachs Group, Inc.は1.7%下落しました。
これは、金融危機に備えた破綻処理計画に対して、金融当局から不備を指摘されたことが原因です。
マクドナルド / McDonald’s Corporationは、期間限定の低価格メニュー導入を発表して2.2%上昇しました。
IBM / International Business Machines Corporationは0.8%下落、ビザ / Visa Inc.は0.6%下落しています。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年6月24日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年6月24日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日の日足は、実体が短く上下にヒゲが伸びる十字線で引けました。
平均足はすでに陽転しており、それより高い位置にローソク足があるため、上昇トレンドの初期段階であることを示唆しています。
画面外になりますが、200日移動平均線も右肩上がりで、それより高い位置にローソク足があります。
<1時間足チャート分析>
上昇トレンドが続くことで、長期レジスタンスラインを上に抜けて、高値圏に中期レジスタンスラインを形成しました。
これ以降は方向感のないもみ合い相場になるものの、わずかに高値を更新することで、中期レジスタンスラインが引き直されています。
平均足は陽連しており、それより高い位置にローソク足があります。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年6月24日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年6月24日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日の日足は、実体が短い陰線となり、これで2陰連となりました。
とはいえ、ローソク足は平均足より高い位置にあり、平均足は実体が長く、下ヒゲが実体に埋没する強い形状です。
押し目の水準を探るには、安値から高値に引いたフィボナッチを活用する戦略も考えられます。
<1時間足チャート分析>
一連の上昇が頭打ちになり、高値に長期レジスタンスラインが形成されて反落しました。
ローソク足が平均足を割り込むことで、平均足は陰転しています。
中期サポートラインを形成した水準が底になってからはもみ合いになりました。
ローソク足が平均足と複数回交差したものの、平均足は陰線を保っています。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年6月24日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年6月24日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日の日足は、実体が短い陰線で引けたものの、ローソク足は平均足に先行する形で上昇を続けています。
平均足は実体が長く、下ヒゲが現れていない上昇の勢いを示す形状であるため、大局は上昇トレンドと考えられます。
また、画面外にはなりますが、200日移動平均線も右肩上がりです。
<1時間足チャート分析>
それまで続いていた上昇は、長期レジスタンスラインを頂点として下落に転じました。
ローソク足が平均足を下に抜けることで、平均足も陰線に転換しています。
平均足に頭を押さえられるような下落が続いていたものの、次第に下がる勢いが衰えてもみ合いになりました。
ローソク足と平均足がほぼ重なるような位置関係で、先週の取引を終えています。
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テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2024年6月24日)の主な米国経済指標
特になし
CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャート
(画像は2024年6月24日8時25分のもの)
S&P500(E-mini)/S&P500の直近1年間のポジション推移です。
買い(Long)は微増、売り(Short)は大幅に増加したため、差し引きすると合計(Net)の売りは先週より増加しました。
Open Interest(総取組高)は、前週と大きく変わりませんでした。
CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャートはこちら
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OANDA Lab編集部
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