NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :ダウ平均、ナスダック、S&P500がそれぞれ大幅上昇した2023年(2023年12月29日)

マーケットレポート

昨日(2023年12月28日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):37768.0(+33.0)<+0.09%>
    US100(米国100株価指数):16925.2(-39.8)<-0.23%>
    US500(米国500株価指数):4794.4(-1.5)<-0.03%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

12月28日の米国株主要3指数は、高値圏で方向感のない小動きとなりました。
過去最高水準に株価があるため、利益確定売りが入ることで、相場の上値を抑制しています。

また長期金利上昇で、金利動向に敏感なハイテク銘柄は、取引時間の終盤に下落に転じました。

2023年の相場を振り返ると、ここまででUS30の参照先であるダウ平均は13%以上の上昇率となっています。
US100の参照先であるナスダックは、IT、ハイテク銘柄の比率が高いため、2003年以来最高となる44%の上昇率を記録しています。
また、US500の参照先であるS&P500は24%以上の上昇率で、昨年の最高値まであとわずかのところまで迫っています。

来年3月から利下げが始まるとの期待が、株価の下支えになっています。
ただ、一部のアナリストからは、FRBの利下げ期待について、楽観的すぎるという警告もなされています。
年間を通じて、安定して利下げされるかは未知数であるというものです。

個別で見ていくと、インテル / Intel Corporationは5日ぶりに反落し、0.7%下降しました。

マイクロソフト / Microsoft Corporationは、アナリストの投資判断引き上げで、0.3%上昇しています。

ブロードバンド衛星技術を手がけるエコスター / EchoStar Corporationは、S&P小型株600指数の算出銘柄に採用されることで、6.6%上昇しています。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年12月29日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年12月29日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月29日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足はわずかに高値を更新し、5連騰となりました。
一定の角度で上昇を続ける、陽連中の平均足のさらに上での価格推移であるため、大局は上昇トレンドと考えられます。
さらに、200日移動平均線も右肩上がりを保っています。
2024年に入ってからも、この上昇が続くかに注目が集まります。

<1時間足チャート分析>

価格が長期のレジスタンスラインを一度は上抜きましたが、反落することで再度下回りました。
この下落で平均足も一時陰転しました。
その後、中期のサポートラインをつけて反転上昇し、長期と中期のレジスタンスラインを突破、高値圏で引けています。
長期のレジスタンスラインより上での値動きをキープできるかに注目です。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年12月29日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年12月29日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月29日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は高値圏で小さく反落し、5営業日ぶりの陰線が立ちました。
平均足は陽連中で、なおかつ実体が長くヒゲが上にのみ伸びる、上昇圧が強い形状です。
また、200日移動平均線も右肩上がりで、なおかつその上に価格があります。
この上昇の位置関係が、どこまで保たれるかがポイントになりそうです。

<1時間足チャート分析>

長期、中期のレジスタンスラインをブレイクする上昇を見せたものの、高値圏に新たな中期レジスタンスラインを形成しつつ、反落しています。
この下落でローソク足は平均足を下に抜け、平均足は陰転しています。
長期のレジスタンスラインがサポート転換する可能性も考えられます。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年12月29日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年12月29日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月29日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は、高値圏で小さな十字線となり、一時的な方向感のなさを示しています。
平均足は陽連中でローソク足がその上に並び、200日移動平均線も右肩上がりで、同様にローソク足がその上にあることから、全体の流れは上昇目線がキープされています。
来年以降もこの流れが続くかに注目が集まります。

<1時間足チャート分析>

長期のレジスタンスラインを上抜け後は、それより上での価格変動が続いています。
直近はローソク足と平均足が何度も交差しており、方向感を失っていることが見て取れます。
下にある長期のレジスタンスライン、上にある中期のレジスタンスラインのどちらを試していくかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

本日(2023年12月29日)の主な米国経済指標

12月29日(金)23:45(米国)12月シカゴ購買部協会景気指数

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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