先週金曜日（2023年11月24日）のWTI原油動向振り返り
- 終値：75.433（-1.213）＜-1.58％＞
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは3営業日連続で下落。
先週金曜日もOPECプラス総会延期のニュースが材料視され、USOILは売られる展開でした。
報道によると、原油生産の割り当てをめぐって諸国間の思惑を調整できなかった模様です。
合意できなければ原油生産量が増加する可能性もあり、USOILの売りを誘発していると考えられます。
【WTI原油(USOIL)】本日（2023年11月27日）のチャートテクニカル分析
（チャートは2023年11月27日7時のもの）
左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
＜日足チャート分析＞
ローソク足は陰線をつけ、3営業日連続で下落しています。
売り圧力が強い状況が続いており、節目の75ドルを下抜きそうな勢いです。
平均足は陰連し、その下をローソク足が推移してることから、大局は売り優勢です。
目先は、このまま75ドルを試すかに注目です。
＜1時間足チャート分析＞
一定の高値と安値の間で動いていたローソク足は反落。
3連続で陰線をつけ、レンジの下限に引かれていたサポートラインを下抜きました。
陽連していた平均足は陰線に転換しており、売り優勢になりつつあるようです。
目先は、さらに下に位置する長期サポートラインを目指して下落するか、それとも平均足の水準まで反発するかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置（リグ）数の推移（週間）
2023年11月17日時点の米国の原油リグ稼働数は、前週の494基から6基増加した500基です。
一時は400基台まで減少しましたが、再び500基台まで回復しました。
WTI原油価格は3営業日連続で下落しており、11月27日8時現在は75ドル台で推移している状況です。
原油在庫の推移（週間）
米EIA（エネルギー情報局）の発表によると、2023年11月17日時点の原油在庫は前週比で870万バレルほど増加し、およそ4億4805万バレルです。
直近の原油在庫は増加を続けており、過去5年における平均値まで近づいています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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