ウェリントン市場とは｜FX取引における意味やよくある質問を解説
ウェリントン市場（ニュージーランド）は、外国為替取引の1日で最も早く始まる市場です。
ニューヨーク市場のクローズ後で、日本時間の早朝でもあるため、主要な市場に比べて取引は活発ではありません。
とはいえ、週末に起きた出来事の影響を、週明けに最も早く受ける市場として注目されることもあります。
本記事では、ウェリントン市場について、特徴や時間、よくある質問を詳しく解説していきます。
ウェリントン市場とは
ウェリントン市場について、以下の項目で解説します。
- ウェリントンとは
- ウェリントン市場の特徴
ウェリントンとは
「ウェリントン」は、ニュージーランドの首都です。
南半球に位置するニュージーランドは、日本とは季節が反対で、年末に向けて季節は夏になっていきます。
サマータイム制度を導入しているニュージーランドは、9月の最終日曜日から翌年4月第1日曜日まで、時計の針を1時間進めます。
ウェリントン市場の特徴
ウェリントンは日付変更線のすぐ西側に位置します。
そのため、ウェリントン市場は外国為替取引の1日で最も早く始まる市場となります。
平日は、ニューヨーク市場のクローズ後で、日本時間の早朝でもあるため、主要な市場に比べて取引は活発ではありません。
ただし、週末に大きな出来事があった場合は、週明けのウェリントン市場で大きな値動きに繋がることがあります。
各市場の取引時間は、「FXの取引時間｜相場が活発に動く時間帯やリスク回避方法について解説」の記事で詳しく解説しています。
ウェリントン市場の取引時間
サマータイム制度を導入しているウェリントン市場では、取引時間が夏と冬で変わります。
ここでは、夏時間と冬時間（標準時）の違いを解説します。
- ・夏時間
- ・冬時間（標準時）
夏時間
- ・取引時間（日本時間）：4:00～13:00
- ・期間：9月最終日曜日～翌年4月第1日曜日
サマータイム期間中の取引時間は、標準時よりも1時間早くなります。
また、金融政策や経済指標の発表時間も、1時間早くなります。
冬時間（標準時）
- ・取引時間（日本時間）：5:00～14:00
- ・期間：4月第1日曜日～9月最終日曜日
冬時間（標準時）になると、サマータイム期間のために早めた時計の針を1時間戻します。
ウェリントン市場に関するQ&A
ウェリントン市場に関する、よくある質問について解説します。
- ・ウェリントン市場はなぜ重要なのですか？
- ・世界三大市場はどこですか？
ウェリントン市場はなぜ重要なのですか？
外国為替市場の1週間はウェリントン市場から始まり、ニューヨーク市場で終わります。
週末に起きた出来事の影響は、週明けのウェリントン市場に現れる傾向があります。
月曜日のウェリントン市場のオープン時は、週末の出来事の影響で大きな値動きに繋がることがあるため、注目されます。
世界三大市場はどこですか？
為替取引における三大市場は、「東京市場」「ロンドン市場」「ニューヨーク市場」です。
外国為替市場の1日は、ウェリントン市場（オセアニア地域）から始まり、東京市場（アジア地域）、ロンドン市場（欧州）、ニューヨーク市場（北米）へと続きます。
ウェリントン市場は三大市場に含まれませんが、最も早くスタートする市場として注目されます。
三大市場の特徴については、「FXの取引時間｜相場が活発に動く時間帯やリスク回避方法について解説」の記事で詳しく解説しています。
【まとめ】ウェリントン市場とは｜FX取引における意味やよくある質問を解説
ウェリントン市場とは、ニュージーランドの市場のことです。
日付変更線のすぐ西に位置することから、外国為替取引の1日で最も早く始まる市場です。
外国為替市場は、ウェリントン市場から1週間が始まります。
ウェリントン市場は、週末に起きた出来事の影響を最も早く受けやすい市場として注目されます。
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