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G7(ジーセブン)とは|経緯や歴史・よくある質問などをわかりやすく解説


G7(じーせぶん)とはGroup of Seven(先進7カ国蔵相・中央銀行総裁会議)の略で、各国の財務相や中央銀行の総裁から構成される会議を指します。

本記事では、G7の意味や役割、歴史、よくある質問などをわかりやすく解説していきます。

G7(じーせぶん)とは

まず、G7の意味と議長国の任期・役割について解説します。

  • ・意味
  • ・議長国の任期・役割

意味

G7とはGroup of Seven(先進7カ国蔵相・中央銀行総裁会議)の略で、各国の財務相や中央銀行の総裁から構成される会議です。

現在は、米国、英国、日本、ドイツ、フランス、イタリア、カナダの7カ国に、欧州連合(EU)を加えたメンバーで構成されています。

G7構成_20250303

議長国の任期・役割

G7議長国の任期は「1月から12月まで」の1年間です。

議長国の主な役割は、サミット(首脳会合)を準備するための事務レベルの会合や、関連閣僚会合などを自国で開催することです。

また、国際情勢に応じて緊急会合を呼びかける役割も果たします。

日本は過去7度、議長国を務め、東京(1979年、1986年、1993年)、九州・沖縄(2000年)、北海道洞爺湖(2008年)、伊勢志摩(2016年)、広島(2023年)でサミットを開催しています。

G7の経緯と歴史

1970年代のニクソン・ショックや第1次石油危機(オイルショック)などの問題を受け、先進国間で通貨やエネルギー、マクロ経済や貿易などに関する首脳レベルの議論が必要と認識されるようになりました。

1975年にジスカール・デスタン仏大統領の提案で、フランス・米国・英国・ドイツ・日本・イタリアの6カ国がフランスのランブイエ城で第1回サミットを開催。

翌1976年に開催された第2回サミットでカナダが加わり、G7となりました。

以降、G7サミットの重要性は高まり、毎年各国の首脳が集結し、世界経済や国際情勢を議論する場が定着しました。

G7の特徴と話し合われる議題

G7の特徴と話し合われる議題について解説します。

  • ・特徴
  • ・話し合われる議題

特徴

G7サミットの特徴は、自由や民主主義、人権といった基本的価値観を共有する首脳たちが集まることです。

また、少人数で行われるため、意見交換がしやすく、比較的柔軟な議論が可能となっています。

話し合われる議題

話し合われる主な議題は、「世界経済」「地域情勢」「地球規模の問題」などの国際社会です。

その時々に直面する重要な問題について議論され、成果は文書としてまとめられ、公表されます。

G7に関するQ&A

G7に関するよくある質問に回答します。

  • ・G20との違いは何ですか?
  • ・G8との違いは何ですか?
  • ・G7はどのように準備されますか?
  • ・G7は何の略ですか?
  • ・次回のG7の開催はいつですか?

G20との違いは何ですか?

G7とG20は参加する国・地域・国際機関が異なります。

G20は、G7の7カ国に中国・オーストラリア・欧州中央銀行などの国・地域・国際機関を加えたグループを指します。

まとめると以下の通りです。

G7 G20
米国・英国・日本・ドイツ・フランス・イタリア・カナダ・EU G7+中国・インド・アルゼンチン
・韓国・インドネシア・オーストラリア
・ブラジル・メキシコ・ロシア
・サウジアラビア・南アフリカ・トルコ
・欧州連合・欧州中央銀行・アフリカ連合

G8との違いは何ですか?

G8は、G7に「ロシア」を加えた首脳会議のことです。

G7はどのように準備されますか?

G7サミットの準備は、シェルパが中心となって進めます。

シェルパとは、登山者を山頂まで導く案内人を指す言葉で、G7では各国のシェルパが会議の成功を目標に協力し、綿密な連携を取りながら、首脳会議が円滑に進むように全体の調整を行い事前準備をします。

G7は何の略ですか?

Group of Sevenの略称です。

世界経済を牽引する主要先進国の集まりとして、国際社会で重要な役割を担っています。

次回のG7の開催はいつですか?

次回のG7は、2025年6月15〜17日に「カナダのカナナスキス」での開催が予定されています。

【まとめ】G7(じーせぶん)とは|経緯や歴史・よくある質問などをわかりやすく解説

G7とはGroup of Seven(先進7カ国蔵相・中央銀行総裁会議)の略で、各国の財務相や中央銀行の総裁から構成される会議です。

G7では、その時々に直面する「世界経済」「地域情勢」「地球規模の問題」など、主に国際社会で重要な問題について議論します。

1970年代に、ニクソン・ショックや第1次石油危機(オイルショック)などの問題から、先進国間で首脳レベルの議論が必要と認識されるようになり、恒例化しました。

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