DMIとは　Directional Movement Indexの略でありトレンドの形成やそのトレンドの強さを判断するテクニカル指標。

RSIなどオシレーター系テクニカル分析は市場がレンジ相場を形成する局面では非常に有効だが、一度トレンドが発生すると役に立ちづらいという二面性がある。つまりそもそも揉み合い相場なのか、トレンドが発生している相場なのかを見極めることこそが、インジケーターやEAを使うに当たって重要である。RSIやパラボリックを開発したワイルダーも市場の状況を見極めるために、そのオシレーター系指標の弱点を補おうと新しい指標を開発した。

その一つがDMI（directional movment index）である。この指標の特徴は当日の高値・安値レンジが前日の高値・安値レンジに比べどちらにずれているのか（+DI及び-DIで表される）、またその差を比べ続けたときトレンドの強弱を測る指標（ADXで表される）に使えないかということで使用される。

ADX（Average directional index）ADXライン

ADXラインはトレンドの強弱を示しています。「トレンドの強弱」であるため、上昇トレンドであっても下降トレンドのいずれであってもトレンドが強くなれば上昇します。 20から30を超えるとトレンドが強い状態を示しており、大きなトレンドに発展する可能性も浮上します。一方で、相場が反転し、トレンドが不明確な状況となると数値が低下します。