アルトコインとは|代表的なアルトコインの特徴やビットコインとの違いなどをわかりやすく解説
アルトコイン(altcoin)とは、ビットコイン以外の暗号資産(仮想通貨)の総称です。
本記事では、代表的なアルトコインの特徴やビットコインとの違いなどを、わかりやすく解説します。
目次
- 1.アルトコインとは
- 2.時価総額の高いアルトコインの銘柄
- 3.アルトコインに投資するメリット・デメリット
- 4.アルトコインに関するQ&A
- 5.【まとめ】アルトコインとは|代表的なアルトコインの特徴やビットコインとの違いなどをわかりやすく解説
アルトコインとは
まず、アルトコインの意味と、ビットコインとの違いについて解説します。
- ・意味
- ・ビットコインとの違い
意味
アルトコインとは、ビットコイン以外の暗号資産(仮想通貨)の総称です。
alternative(代替の)coinの略称で、「altcoin」と表記されます。
また、「オルトコイン」とも呼ばれます。
イーサリアムやリップルなど、ビットコインに次ぐ時価総額を持つ暗号資産も、全てアルトコインに分類されます。アルトコインの種類は非常に多く、数千種類以上存在するとされています。
ビットコインとの違い
アルトコインとビットコインの最も根本的な違いは、前述の通り「ビットコインであるかないか」です。
その他の主な違いとして、以下の2点が挙げられます。
- ・①ボラティリティ(価格変動率)の大きさ
- ・②利用用途・コンセプトの幅広さ
①のボラティリティは、時価総額が大きい方がボラティリティは低くなる傾向があります。
ビットコインは、暗号資産(仮想通貨)の中で最も時価総額が高く、アルトコインの方がボラティリティが高くなる傾向があります。
②の利用用途・コンセプトについての違いは、ビットコインは主に決済機能などで用いられ、比較的用途が限られています。
一方、アルトコインではイーサリアムの契約機能(スマートコントラクト)や、ゲームで遊びながら仮想通貨を稼げる仕組み(Play to Earn)など、様々な用途やコンセプトが存在します。
また、ビットコインは発行枚数が限られており希少性がある点などから「デジタルゴールド」とも評価されることがあります。
アルトコインもイーサリアム、リップルなどは時価総額が高く、価格は安定傾向ですが、デジタルゴールドと評価されるほどではありません。
時価総額の高いアルトコインの銘柄
時価総額の高いアルトコインの銘柄を一覧にすると、以下の通りです(2025年2月21日時点。米ドルと連動するUSDT、USDCを除く)。
- ・イーサリアム(ETH)
- ・リップル(XRP)
- ・ビルドアンドビルド(BNB)
- ・ソラナ(SOL)
- ・ドージコイン(DOGE)
イーサリアム(ETH)
イーサリアム(Ethereum)とは、ブロックチェーン技術「イーサリアムプロトコル」を用いたプラットフォームの総称です。このプラットフォーム内で用いられる暗号資産(仮想通貨)は、イーサ(ether/ETH)と呼ばれます。
イーサリアムとイーサは異なるものですが、どちらも「イーサリアム」と表現されるのが一般的です。
取引や契約など様々な分野での応用が期待できる「スマートコントラクト」の機能を持つことが特徴で、NFTのプラットフォームとしても用いられています。
時価総額ランキングではビットコインに次ぐ2位(2025年2月21日時点)に位置しています。
リップル(XRP)
リップル(XRP)は、2012年にリップル社によって開発されたアルトコインです。
暗号資産(仮想通貨)の一般的な基盤技術であるブロックチェーンを用いず、独自の分散型台帳技術を用いていることが特徴です。発行上限数量まで既に発行済みであり、マイニングなどの新規生成の仕組みはありません。
リップルの国際送金ネットワークには、世界中の金融機関が参加しており、その中には日本のメガバンクである、みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行なども含まれています。
時価総額ランキングでは、ビットコイン・イーサリアムに次ぐ3位(2025年2月21日時点)に位置しています。
ビルドアンドビルド(BNB)
ビルドアンドビルド(BNB)は、世界的にも大手の取引所、BINANCEが発行する暗号資産(仮想通貨)で、2017年にローンチされました。
そのときは「バイナンスコイン」という名称でした。
アルトコインではイーサリアム、リップルに続く時価総額を誇ります。
また、BINANCEが提供するスマートコントラクトのプラットフォーム、「BSC」を利用する時に必要となります。
ソラナ(SOL)
ソラナ(Solana)とは、2017年に開発された「ブロックチェーン・プラットフォーム」の総称です。
このプラットフォームの中で用いられるトークン(暗号資産) はソル(SOL)と言いますが、暗号資産(仮想通貨)の意味でソラナの呼称が用いられることもあります。
ソラナは、分散型アプリの開発を支える目的で生み出されたプラットフォームです。
処理速度に優れ取引コストも安いことから、決済分野での活用にも期待されています。
時価総額ランキングでは6位(2025年2月21日時点)に位置しています。
ドージコイン(DOGE)
ドージコイン(DOGE)はライトコインから分岐する形で、2013年に誕生した、柴犬をモチーフとするアルトコインです。
テスラ社のCEO、イーロン・マスク氏がXでこのコインについて複数回ポストすることで、注目されるようになりました。
アルトコインに投資するメリット・デメリット
ここでは、アルトコインに投資するメリットとデメリットを解説します。
- ・メリット
- ・デメリット
メリット
アルトコインのメリットは、ビットコインと比較してボラティリティ(価格変動率)が高く、大きな値上がり益を期待できることです。
アルトコインにはイーサリアムを筆頭に膨大な種類があります。
現実世界で歩くことでコインを獲得できる「Move to Earn」というジャンルなど、様々なコンセプトのアルトコインが存在します。
このため、ビットコインと比較して「自身の投資方針やライフスタイルに合った銘柄を見つけやすい」ことも利点の1つです。
デメリット
アルトコインのデメリットは、ビットコインと比較して価格の下落リスクが大きいことです。
この点はメリットと表裏一体であり、ボラティリティが大きければ大きな利益を狙いやすい反面、大きな損失も発生しやすくなります。
また、アルトコインの中でも特にマイナーな銘柄の場合、安全性や信頼性が疑問視されることもあります。
特にアルトコインの新規上場(ICO)については、金融庁が注意喚起を行っているので、細心の注意が必要です。
アルトコインに関するQ&A
アルトコインに関してよくある質問は、以下の通りです。
- ・アルトコインとビットコインのどちらがオススメですか?
- ・アルトコインと草コインの違いは何ですか?
アルトコインとビットコインのどちらがオススメですか?
アルトコインとビットコインのどちらがオススメかは「自身の諸条件」や「どの銘柄を選ぶか」にもよります。
暗号資産(仮想通貨)バブルのような急騰を期待する場合、時価総額が高くボラティリティが安定傾向にあるビットコインより、アルトコインが選ばれやすい傾向があります。逆に「極力リスクが低い仮想通貨投資をしたい」という場合は、「デジタルゴールド」とも呼ばれるビットコインを選ぶことが推奨されます。
アルトコインと草コインの違いは何ですか?
アルトコインと草コインの違いは「一定の知名度や時価総額があるかないか」です。
草コインはアルトコインの一部ですが、アルトコインの中でも特に知名度や時価総額が低い銘柄のことを指します。
ネットスラングに由来して「草コイン」と呼ばれます。
【まとめ】アルトコインとは|代表的なアルトコインの特徴やビットコインとの違いなどをわかりやすく解説
アルトコインとはビットコイン以外の暗号資産(仮想通貨)の総称で、代表的な種類としてはイーサリアムやリップルなどが挙げられます。
ビットコインとの違いは、ボラティリティの大きさや、用途・コンセプトの幅広さです。
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