MT5用通貨の強弱チャート表示インジケーターの使い方や設定方法
通貨の強弱チャートとは?
通貨の強弱チャートとは、主要7通貨の通貨の価格データを用いて算出された対数変化率を基に、通貨ごとの強弱をチャートで表示したものです。
毎日の指定した時間からの強弱を指定することができるほか、指定した日時からの強弱をチェックすることができます。
【当日の通貨の強弱を表示させた例(5分足)】
【年初からの通貨の強弱を表示させた例(4時間足)】
通貨の強弱チャートの設定
通貨の強弱チャートのインストール
ダウンロードサイトからインジケーターファイルをインストールする
ダウンロードしたファイルを解凍すると、フォルダ内にマニュアル(PDF)とインジケーターファイル「CurrencyPower.ex5」があります。
MT5のメニューから「データフォルダを開く」から、MQL5を選択し、「indicators」ファルダの中にインジケーターファイルをコピーし、貼り付けた後に、MT5を再起動します。
通貨の強弱チャートの設定
通貨の強弱チャートを表示したいチャートを用意し、MT5のナビゲータのインジケータ内から「CurrencyPower」をダブルクリックまたは、チャート上にドラッグ&ドロップします。
設定画面が表示されるので、設定を行います。
主な設定は「インプット」タブで行います。
①始点の設定
通貨の強弱を計算する開始地点を設定します。「始点設定方法」で毎日一定の時間から開始する「毎日」と指定した日時から開始する「日時」から選択し、毎日の場合は「始点時刻」で時間を指定、日時の場合は「始点日時」で開始の日時を指定します。
②最大表示バーの設定
通貨の強弱チャートを表示する最大本数を指定します。制限はありませんが、表示する本数を多ければ多いほど、計算に時間がかかりMT5の動作が重くなる可能性があるため、注意が必要です。
③移動平均の設定
通貨の強弱を移動平均化して表示する場合は移動平均の設定を行います。「移動平均線の期間」が1の場合はそのままの数値を表示し、2以上の数値を入力すると、移動平均線が表示されます。また、移動平均線の算出に使用する価格、移動平均線の種類を指定することもできます。
④ラインの色
各通貨ごとにラインの色を選択することができます。
⑤ラインの太さ、表示選択(毎日の場合)
ラインの太さを指定することができます。チャートの通貨ペアの通貨、その他のラインの太さを分けて指定することができます。
「表示選択」は、毎日表示をする場合に始点設定方法を「毎日」と指定した場合のみ、始点もしくは終点のどちらを表示するかを設定します。これはインジケーターを一日単位で区切るため、始点もしくは終点を空白値にしてラインを区切る必要があるためです。なお、始点設定方法 を「毎日」と指定した場合途中でラインを 区切る必要がないため、本パラメーターに関係なく、始点からすべて表示されます。
⑥表示する通貨の設定
表示する通貨を選択することができます。選択された通貨の中での通貨の強弱を算出し、チャートに表示します。
通貨の強弱チャートを使用した分析例
当日の通貨の強弱で相場の状況をチェック
次のチャートは当日の通貨の強弱を5分足チャートに表示させたものです。
通貨の強弱チャートを見ると、この日のFX市場では、円やスイスフランなど市場のリスク許容度が低下する場面で買われ易い通貨が売られ、逆に、リスク許容度が高まる場面で買われやすい、豪ドルやカナダドルなどの資源国通貨が強い推移が続いています。
このような市場では、市場のリスク許容度が拡大傾向にあり、この流れが、その後も続く可能性があります。円やスイスフランなどの安全資産を売り、豪ドルやカナダドルなどの資源国通貨を買う取引を行うと、トレンドに乗ることができる可能性が高まります。
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