MT5（メタトレーダー5）でCCIを設定する方法
MT5のCCIの設定方法
MT5でCCI（Commodity Channel Index）を設定する方法を紹介します。CCIは、日本語で商品チャンネル指数といいます。
相場の買われ過ぎ、売られ過ぎを示すテクニカル指標です。MT5ではオシレーター系のインジケーターに属し、メインチャート下のサブチャートに表示されます。CCIにはどのような設定があるのかを、ここで確認しておきましょう。
MT5のCCIの起動
MT5でチャート上にCCIを追加する方法は次の2通りです。
①ナビゲータから起動
MT5の「ナビゲータ」にある「指標」→「オシレーター」を順にクリックし、「オシレーター」内の「Commodity Channel Index」をダブルクリックまたはチャート上にドラッグ＆ドロップします。
②メニューの「挿入」から起動
MT5のメニューの「挿入」から「インディケータ」を選択し、「オシレーター」内の「Commodity Channel Index」をクリックします。
CCIの設定画面での設定
CCIを起動すると、設定画面が表示されます。設定画面の「パラメータ」タブで表示するCCIの設定を行い、「OK」をクリックしましょう。なお、画面右下の「リセット」をクリックすると、設定がデフォルトに戻ります。
「パラメータ」タブでは次の設定を行います。
①期間
CCIを算出する期間を設定します。デフォルトの数値は「14」です。
②適用価格
CCIを算出する価格を設定します。デフォルトの価格は「Typical Price (HLC/3)」です。
- ・Close:終値
- ・Open:始値
- ・High:高値
- ・Low:安値
- ・Median Price (HL/2)：高値と安値の平均
- ・Typical Price (HLC/3)：高値、安値、終値の平均
- ・Weighted Close (HLCC/4):高値、安値、終値、終値の平均（終値の比率を2倍）
③スタイル
CCIの線の色、種類、太さを変更できます。
「レベル」タブでは、サブチャートの指定した水準に、水平線を表示させることができます。CCIはデフォルトで-100と100に水平線が表示される設定となっていますが、①の部分でレベルを選択後、②の部分で編集を選択すると水準を変更できる他、水平線の追加や削除等を行うことも可能です。また、③の部分で表示する水平線の色、種類、太さを設定することができます。
「スケール」タブでは、サブチャートのスケール（目盛り）の設定を行います。
サブチャートのスケールは次の3つから選択します。
①スケールの継承
チェックを入れて有効にすると、一つ前に設定したインジケーターのスケールを引き継ぎます。
②ラインによるスケール
チェックを入れて有効にすると、スケールパーセントやスケール値を指定することができます。例えば、スケールパーセントを「50」、スケール値を「0」と指定すると、縦軸の50%の水準にスケール値で指定した0が配置されるよう、スケールが調整されます。
③最小値、最大値の固定
チェックを入れて有効にすると、最小値や最大値を指定して、その範囲を表示することができます。
「表示選択」タブでは、データウィンドウ内にCCIの値を表示させるかどうか、CCIを全ての時間足に表示させるかどうかを選択できます。
①データウインドウに表示
チェックを入れて有効にすると、CCIの値をデータウィンドウ内に表示できます。デフォルトでは有効になっています。
②すべての時間足
チェックを入れて有効にすると、全ての時間足にCCIを表示させることができます。デフォルトでは有効になっており、チェックを外すと表示させる時間足を選択できるようになります。
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