「OANDA_Channels」を利用した順張りのトレードアイデアを解説
1.「OANDA_Channels」の概要
この記事では、OANDAのオリジナルインジケーター「OANDA_Channels」を用いた順張りのトレードアイデアを紹介します。
OANDA_Channelsは、MT4/MT5のチャート上に自動でチャネルラインを描画します。
チャネルラインとは、サポートラインまたはレジスタンスラインと、それを平行にコピーしたラインによって作られる、価格推移の経路(チャネル)のことです。
それぞれのラインはトレンドの押し目や戻りの目安となり、押し目買いや戻り売りといったエントリーや、決済の判断に用いることができます。
OANDA_Channelsの特徴は、短期、中期、長期のチャネルラインを自動表示できることです。
チャートにセットするだけで、目先のチャネルから大局のチャネルまで一目で把握できるため、環境認識とトレード判断をしやすくなります。
下の画像は、ユーロドルの4時間足チャートにOANDA_Channelsを表示させたものです。
時間軸によってチャネルラインが色分けされており、長期、中期的には上昇基調、短期的には下降基調であることが分かります。
画像1/OANDA_Channelsを表示したチャート
2.トレード手順
長期、中期、短期の順に、チャネルラインの傾きからトレンドの環境認識を行います。
これは期間の異なる移動平均線を用いた環境認識と同様の考え方です。
全ての時間軸でトレンドが一致しているときほど、短期時間軸でのトレードに優位性があるといえます。
トレンドを確認する際には、チャネルラインの傾きに注目しましょう。
傾斜がある場合はトレンドが強く、傾斜がない場合はトレンドレスだと解釈できます。
ただし、長期や中期のチャネルラインに関しては、緩やかな傾きでもトレンドがあるものと考えて良いでしょう。
ここでは、上昇トレンドを買いで狙う場合のトレード手順を解説します。
下降トレンドを売りで狙う場合は、この条件を反転させて考えます。
<手順①>
全ての時間軸でトレンドが一致しているか確認
OANDA_Channelsの長期・中期・短期のチャネルラインの傾きからトレンドを判断します。
全てのチャネルラインが右上がりなら上昇トレンドと判断してエントリーに備えます。
<手順②>
サポートライン付近で押し目買い
短期チャネルラインの下側(サポートライン)付近まで下落したポイントでエントリーします。
上昇トレンド中の押し目を狙います。
<手順③>
反対側のチャネルライン到達で決済
エントリー後、価格がチャネルラインの反対側に到達したら決済します。
なお、チャネルラインの中間に引かれるセンターラインが、値動きの目安となる場合もあります。
この水準を利益確定の目安にしたり、ポジションの半分を決済したりするのも有効な考え方です。
損切りに関しては、チャネルラインの外側に設定しておくと良いでしょう。
画像2/トレード例
<総括>
このトレードアイデアは、長期・中期・短期のチャネルラインの方向性が揃ったタイミングを狙うのがポイントです。
全ての時間軸でトレンドが一致する頻度はそれほど多くないですが、一致した場合は強力なトレンドが発生している可能性が高く、短期時間軸のチャネルラインでの押し目買いや戻り売りがよく機能しやすいです。
ちなみに、OANDA_Channelsのチャネル幅はパラメーター設定で調整できます。
最小幅の値を上げることで、細かいチャネルを表示しないようにすることも可能です。
トレードスタイルや表示する時間足に合わせてチャネルラインの幅をアレンジしてみると良いでしょう。
なおOANDA_Channelsの詳細やダウンロードについては、以下の記事を御覧ください。
>チャネルを自動で描画するOANDA Channelsの使い方
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