OANDA_Support_Resistanceを利用したトレードアイデア
1.「OANDA_Support_Resistance」の概要
この記事では、OANDAのオリジナルインジケーター「OANDA_Support_Resistance」を用いた順張りのトレードアイデアを紹介します。
OANDA_Support_Resistance(以下、サポレジ表示)は、チャートにサポートやレジスタンスとなった水平線を自動的に描画してくれるインジケーターです。
短期、中期、長期の3つの時間軸に基づいて計算された水準をドットラインで表示します。
より重要と考えられる長期のものほどドットが大きく表示されます。
何度も機能したサポートやレジスタンスは、重要な高値や安値として意識されやすく、指値や逆指値の目安として使われます。
ブレイクしたときには損切りや新規注文によって大きく値が動く水準となりやすいため、取引の際の重要な情報の1つです。
サポレジ表示を利用することで、こうした重要な価格帯を自動的に表示できるだけでなく、最新のチャートに合わせて自動的に水平線を引き直してくれるため、テクニカル分析が苦手な方でも手軽にライントレードができます。
画像1/OANDA_Support_Resistanceを表示したチャート
2.トレード手順
サポレジ表示を利用して、ブレイクアウトで取引する手法を紹介します。
ここで解説するチャートは、ポンドドルの1時間足です。
パラメーターは全て初期値のものを使用します。
<手順①>
何度も機能している重要なラインを探す
チャートにサポレジ表示を適用します。
長期間にわたって機能し、ローソク足がその付近で反発しているサポートやレジスタンスを探しましょう。
とりわけ、上昇トレンド中に繰り返し高値をつけているレジスタンスや、下降トレンド中に繰り返し安値をつけているサポートは、ブレイクした際にトレンド方向への大きな値動きが期待できます。
<手順②>
ローソク足の終値が重要な水平線をブレイクしたらエントリー
ローソク足の終値が、重要なサポートやレジスタンスをブレイクしたら、順張り方向にエントリーします。
損切りは直近の高値・安値から少し離して置きます。
反対方向にも目立ったラインが描画されていれば、それを目安としても良いでしょう。
エントリー後に、再びトレンド方向へのサポートやレジスタンスのブレイクが発生した場合には、買い増しや売り増しのチャンスです。
複数のポジションを操作して大きな利益を狙いたい場合には活用してみましょう。
<手順③>
エントリーと反対方向のラインをブレイクしたら利益確定
順調に含み益となった場合、その後トレンドと反対方向のサポートやレジスタンスが新たに現れるまでポジションを保有します。
買いエントリーであればサポート(青いライン)、売りエントリーであればレジスタンス(赤いライン)をローソク足の終値がブレイクしたら利益確定です。
画像2/トレード例
<総括>
サポレジ表示を利用した、王道のブレイクアウト手法です。
ブレイクアウトを狙う際のポイントは、「何度も価格が反発した重要なサポートやレジスタンスを狙う」「ブレイクアウトの方向がトレンドと一致している」などです。
値動きに勢いがないときや、上位足の方向感が明確でないときはブレイクアウトが失敗してダマシとなりやすいので注意しましょう。
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OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会 / 日本投資者保護基金
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから
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