OANDA_Multi_RSOを利用したトレードアイデア
1.「OANDA_Multi_RSO」の概要
この記事では、OANDAのオリジナルインジケーター「OANDA_Multi_RSO」を用いた順張りのトレードアイデアを紹介します。
OANDA_Multi_RSO(以下、マルチタイムRSO)は、現在の時間足だけでなく上位の時間足のRSOも表示できるインジケーターです。
例えば、1つのチャートに1時間足と日足のRSOを表示して分析できます。
RSOとは、”Relative Strength Oscillator”の略で、相場の過熱感について0を基準として-50から+50の範囲で示すインジケーターです。
RSIを視覚的に見やすく改良したもので、RSIの数値から50を引いて数値の増減を色で表します。
RSOは20を超えると買われすぎ、-20を下回ると売られすぎと判断できます。
0ラインを基準として表示されるため、現在の価格が買いと売りのどちらに優勢なのかをひと目で把握できるようになっています。
画像1/OANDA_Multi_RSOを表示したチャート
2.トレード手順
RSOを利用して、トレンド方向への強い値動きを素早く捉えるスイングトレード手法を紹介します。
利用するチャートはドル円の4時間足です。
今回はマルチタイム機能を使用せず、同じ4時間足のRSOを表示します(期間はデフォルトの14)。
<手順①>
チャートにマルチタイムRSOとEMAをセットする
チャートにマルチタイムRSOと、期間200のEMA(指数平滑移動平均線)を適用します。
<手順②>
RSOが0ラインをクロスしたらエントリー
ローソク足の終値がEMAよりも上にあり、RSOがマイナスからプラスになったら買いエントリーします(ショートの場合は逆の位置関係)。
損切りはRSOが反転したとき(買いならマイナス、売りならプラスに転じたとき)、もしくは直近の高値・安値を参考にしても良いでしょう。
<手順③>
RSOが再び0ラインをクロスしたら決済
買いエントリーの場合は、RSOが再びマイナスに転じたら利益確定します(ショートの場合は、RSOが再びプラスに転じたら利益確定)。
画像2/トレード例
<総括>
移動平均線とRSOを組み合わせた、シンプルなトレンドフォローの手法です。
ダマシが少ない上位足における強いトレンドを捉えるときに特に有効です。
押し目や戻りを待たずにエントリーし、上昇または下降中はポジションを保有し続けるので、強いトレンドが出現すれば大きな利益となります。
一方で、レンジ相場では損切りが多くなりやすいので、ファンダメンタルズ分析も加味しながら、方向感のある通貨ペアに絞って取引しましょう。
強い値動きを逃さず捉えるためにも、損切りはあまりタイトにせず、余裕を持ったロットで取引するのが推奨されます。
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OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
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