「OANDA_Multi_MA_Cross_Signal」を利用した順張りのトレード手法
1.「OANDA_Multi_MA_Cross_Signal」の概要
この記事では、OANDAのオリジナルインジケーター「OANDA_Multi_MA_Cross_Signal」を用いた順張りのトレードアイデアを紹介します。
OANDA_Multi_MA_Cross_Signal(以下、マルチタイム移動平均クロス)は、短期と長期の移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスが発生したときに、チャート上に矢印を表示してくれます。
使用する移動平均線の種類、期間、色などはパラメーターから変更が可能です。
上位足の移動平均線を使用することもできるので、マルチタイムフレーム分析にも活用できます。
画像1/OANDA_Multi_MA_Cross_Signalを表示したチャート
2.トレード手順
移動平均線のクロスは、本来は中長期でのトレンドフォローに用いられることが多いですが、ここでは短期足でのデイトレードにゴールデンクロス、デッドクロスを利用する手法を紹介します。
移動平均線の設定はデフォルトのSMA(単純移動平均線)、期間は20と100です。
チャートはポンド円の5分足を使用します。
<手順①>
チャートにマルチタイム移動平均クロスをセット
チャートにマルチタイム移動平均クロスを表示させます。
移動平均線のクロスはトレンド方向への強い値動きを捉えるのに適しているため、ボラティリティが高い欧州時間以降だけに絞ってエントリーします。
日本時間で16時以降にサインが発生するのを待ちましょう。
<手順②>
サインにしたがってエントリー
移動平均線がクロスしてサインが表示されたら、矢印の方向にエントリーします。
ただし、以下のような状況ではトレードを見送ります。
- ・長期の移動平均線の傾きとサインの方向が一致しないとき
- ・ローソク足が長期の移動平均線から大きく離れているとき
- ・経済指標発表や突発的なニュースがあるとき
- ・マーケットの休場などで値動きが乏しいとき
- ・日本時間の深夜0時を過ぎているとき
損切りは直近の高値・安値を参考にします。
買いエントリーであれば直近安値の少し下、売りエントリーであれば直近高値の少し上に置きます。
<手順③>
エントリーと反対方向のサインが表示、もしくは日付変更までに決済
エントリーと反対方向のサインが表示されたら、ポジションを決済します。
あくまでもデイトレードなので、逆向きのサインが表示されない場合でも、日付が変更される日本時間午前6時~7時までにはポジションを手仕舞いします。
画像2/トレード例
<総括>
欧州時間および米国時間に、出来高の上昇を伴うトレンドの発生を捉える手法です。
レンジブレイクに近い手法ですが、あくまでも長期のトレンドを重視して無駄なエントリーを減らしています。
値動きの乏しい時間帯のトレードを排除することで、限られた時間で大きな値幅を狙うことを目指しています。
日によっては、トレンド方向へのサインが表示されないこともありますが、無理にエントリーせずにじっくりチャンスを待つことが大切です。
ある程度の流動性とボラティリティがある主要通貨ペアで特に有効なトレード手法です。
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Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会 / 日本投資者保護基金
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから
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