「OANDA_Multi_ATR_Stop_Level」を用いた順張りのトレード手法
1.「OANDA_Multi_ATR_Stop_Level」の概要
この記事では、OANDAのオリジナルインジケーター「OANDA_Multi_ATR_Stop_Level」を用いた順張りのトレードアイデアを紹介します。
OANDA_Multi_ATR_Stop_Level(以下、ATRストップレベル)とは、現在のトレンドを分析した上で、トレンドの進行方向とは逆側にストップロスの基準となる価格をATRに基づいて表示するインジケーターです。
ATRは、相場のボラティリティを視覚化するテクニカル指標で、平均値幅のことです。
ATRストップレベルのラインはトレンドの転換点となる水準であり、損切りだけでなくエントリーや利益確定にも利用できます。
画像1/OANDA_Multi_ATR_Stop_Levelを表示したチャート
2.トレード手順
ここでは、ATRストップレベルを用いたブレイクアウト手法を紹介します。
ATRストップレベルの数値はデフォルトの期間20、値幅は3ATRです。
今回は例として、ユーロドルの1時間足チャートを利用します。
<手順①>
チャートにATRストップレベルをセットし、しばらくのあいだ水平の状態で推移している箇所を探す
ATRストップレベルがしばらくのあいだ水平で推移している箇所を探しましょう。
ローソク足10本分以上が目安です。
これはボラティリティが低いレンジの状態にあることを示唆しており、トレンドが発生して値動きが大きくなれば利益を期待できる場面です。
<手順②>
ATRストップレベルの水平線をローソク足がブレイクして、色が転換したらエントリー
ATRストップレベルの水平線をローソク足がブレイクアウトして、ATRストップレベルのトレンドが転換して色が変わったことを確認したら、ブレイクした方向に順張りでエントリーします。
損切りはATRストップレベルのラインをそのまま使います。
<手順③>
ATRストップレベルの水準に合わせて逆指値をセットし、ローソク足がラインを割り込んで再度色が転換したら利益確定
ATRストップレベルのトレンドが転換しない限りは、ポジションを保有し続けます。
含み益となった場合は、損切りのラインをATRストップレベルに合わせて徐々に引き上げます。
再度トレンドが転換して、ローソク足がラインを割り込んだら決済します。
画像2/トレード例
<総括>
ATRストップレベルだけでトレードするシンプルなブレイクアウト手法です。
エントリー、損切り、利益確定の全てがこのインジケーターだけで完結するので分かりやすく、初心者にもお勧めです。
長く続いたレンジほど、ブレイクしたときに大きく動きやすい傾向があり、エントリーポイントを吟味することでダマシを回避しやすくなります。
ボラティリティが高い状態でエントリーすると損切りまでの幅も大きくなるので、必要に応じてロットを調整すると良いでしょう。
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Published by
OANDA Lab編集部
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