ATRの数値を元にトレンドを判断する「OANDA_Multi_ATR_Stop_Level」のご紹介
ATRの数値を元にトレンドを分析するインジケーター
MT5、MT4用のインジケーター「OANDA_Multi_ATR_Stop_Level」はATRの数値を元にトレンドの転換点となる水準を示し、トレンドを分析するインジケーターです。
次のチャートのように価格が上昇基調の場合は価格の下にラインを描画し、そのラインの到達したらトレンド転換と判断し、価格の上にラインを描画します。
つまり、このインジケーターでは、ラインが価格の下にある場合は上昇トレンド、ラインが価格の上にある場合は下降トレンドと考えます。そして、それぞれのラインに到達するとトレンド転換と判断し、上下のラインの表示を切り替えて表示します。
この上下のラインは価格にATRに一定の数値（デフォルトは3）を乗じたものを価格に加減したものを基準に描画されます。
デフォルト設定の場合は、上のラインは価格にATRを3倍した数値を加えた水準をもとにトレールしたものです。
次のチャートはOANDA_Multi_ATR_Stop_Levelを表示させたものに、ATRを3倍した水準を価格の上下に黄色のラインで表示しています。OANDA_Multi_ATR_Stop_Levelはこのように下のラインの最高値、上のラインの最安値を元にトレールし、トレンドを追いかけていきます。
このインジケーターは、この2つのラインを元に、トレンドの方向を確認したり、損切り注文の目安にするといった使い方ができます。
【ATR×３のラインを重ねて表示】
OANDA_Multi_ATR_Stop_Levelのインストール方法
OANDA_Multi_ATR_Stop_Levelはこちらからダウンロードすることができます。
インジケーターのダウンロードが完了したら、MT5またはMT4のメニューの「ファイル」→「データフォルダを開く」をクリックします。
表示されるエクスプローラーの「MQL5」フォルダ（MT4の場合はMQL4）内の「indicators」のフォルダの中にダウンロードしたex5ファイル（MT5の場合）、またはex4ファイル（MT4の場合）をコピーし張り付けます。
エクスプローラーを閉じ、最後にMT5またはMT4を再起動すると、インストールが完了します。
OANDA_Multi_ATR_Stop_Levelの設定方法
インジケーターの設置
OANDA_Multi_ATR_Stop_Levelを表示するには、チャートを選択した上で、ナビゲーター内の「OANDA_Multi_ATR_Stop_Level」をダブルクリック、またはチャート上にドラッグ＆ドロップします。
表示される設定画面で設定を行います。
設定項目
最初にMT5の場合は「仕様」タブ、MT4の場合は、「全般」タブの「DLLの使用を許可する」の部分にチェックを入れます。
【MT5の場合】
【MT4の場合】
その他の設定は主に「インプット（MT4の場合はパラメーターの入力）」タブで行います。
| 変数名 | 内容 |
|---|---|
| 時間足 | どの時間足のATRを使用するかを指定します。デフォルトは「current（現在の足）」です。 |
| ATR算出の期間 | ATRを算出するための期間を指定します。 |
| 乗数 | ATRを何倍した数値を基準とするかを指定します。 |
ラインの色、幅、種類の設定はカラー（MT4の場合は色の設定）のタブで行います。
それぞれの設定項目は次の通りです。
MT5でうまく表示されないときの対処法
MT5で時間足を切り替えたり、銘柄を切り替えた場合にうまく表示されない場合があります。この際、時間足を何度か他の時間足に切り替えるとうまく表示されることがあります。
それでもうまく表示されない場合はインジケーターを再表示してください。
>「OANDA_Multi_ATR_Stop_Level」のトレード手法についてはこちら
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