「OANDA_MA_PO_Monitor」を利用した順張りのトレード手法
1.「OANDA_MA_PO_Monitor」の概要
この記事では、OANDAのオリジナルインジケーター「OANDA_MA_PO_Monitor」を用いた順張りのトレードアイデアを紹介します。
OANDA_MA_PO_Monitor(以下、POモニター)を利用すると、チャート上に直接移動平均線を表示せずに、サブチャート上で現在の移動平均線の位置関係を把握できます。
短期、中期、長期の移動平均線の位置関係と傾きから、上昇基調にあれば青または水色、下降基調にあれば赤またはピンク、中立の場合はグレーで表示されます。
利用する移動平均線の期間や種類は、パラメーターから変更が可能です。
画像1/OANDA_MA_PO_Monitorを表示したチャート
2.トレード手順
POモニターを、トレンドの判断や、売買方向のフィルターに利用する方法について紹介します。
インジケーターの設定は全てデフォルト(期間20、50、100の単純移動平均線)のままです。
<手順①>
POモニターをセットし、トレンドが継続している箇所を探す
サブチャート上の色を確認して、トレンドが上昇または下降基調となっている箇所を探します。
青または水色であれば上昇トレンドなので買い目線、赤またはピンクであれば下降トレンドなので売り目線、中立(グレー)の場合はエントリーを見送ります。
<手順②>
重要な水平線をブレイクしたらエントリー
ローソク足チャートから重要な水平線を探してラインを引きましょう。
その後、水平線のブレイクアウトからのプルバック(価格の戻り)を狙ってエントリーします。
その際、トレンドラインが戻りの目安になっていると心強いです。
ブレイクアウトの方向とサブチャートのトレンド方向が一致していれば、価格の伸びが期待でき、ラインに引きつけてエントリーします。
今回は売りエントリーするので、損切りは水平線よりも少し上に置きます。
<手順③>
過去のレンジの幅を参考に利益確定
直近の高値(買いエントリーの場合は安値)から水平線までの値幅と同程度まで、エントリーポイントから価格が変動したら利益確定です(今回の例では90pips前後)。
サブチャートのトレンド方向の変化や、オシレーター系指標を決済に利用しても良いでしょう。
画像2/トレード例
<総括>
移動平均線の並び順を利用して、エントリー方向をフィルターする方法について紹介しました。
POモニターは、現在のトレンドを客観的に示してくれるので、難しい分析が不要ながら、エントリーの精度を高めてくれる点が大きなメリットです。
加えて、メインチャート上に移動平均線を表示する必要がないのでチャートをすっきりできて、トレード例のような水平線やトレンドラインを利用した手法と組み合わせて利用しやすいです。
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Published by
OANDA Lab編集部
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