OANDA_Ichimoku_naviを利用したトレードアイデア
1.「OANDA_Ichimoku_navi」の概要
この記事では、OANDAのオリジナルインジケーター「OANDA_Ichimoku_navi」を用いた順張りのトレードアイデアを紹介します。
OANDA_Ichimoku_navi(以下、一目ナビ)とは、一目均衡表の中でも重要視される、「三役」と呼ばれる3つの重要なポイントを分析し、現在の状態が買いと売りのどちらに優勢なのかをサブチャート上で表示するインジケーターです。
一目均衡表における三役とは、以下の3つを示します。
- ・基準線と転換線の位置関係
- ・雲と価格の位置関係
- ・遅行線と価格の位置関係
これら3つ全てが強気を示唆するときには「三役好転」、3つ全てが弱気を示唆するときには「三役逆転」と呼ばれ、強いトレンド発生の目安と考えられます。
買いが優勢であれば青色、売りが優勢であれば赤色、中立のときはグレーで表示されます。
画像1/OANDA_Ichimoku_naviと一目均衡表を表示したチャート
2.トレード手順
一目ナビを利用して、強いトレンドを素早くつかんで大きな利益を狙うトレード手法を紹介します。
適用するチャートはポンド円の1時間足です。
パラメーターは全てデフォルトのものを使用します。
<手順①>
チャートに一目ナビをセットする
チャートに一目ナビを設置し、三役全てが同じ方向を示す三役好転、もしくは三役逆転となるのを待ちます。
<手順②>
三役好転(三役逆転)でエントリー
三役が全て青または赤となり、三役好転または三役逆転の状態となったらインジケーターが示す方向にエントリーします。
損切りは、買いエントリーであれば直近の安値の少し下、売りエントリーであれば直近の高値の少し上に置きます。
三役のうちいずれかの色が変わって、同じ方向を示さなくなった場合も損切りです。
<手順③>
三役のいずれかの色が変わったら利益確定
順調に含み益となった場合でも、三役好転や三役逆転が続いているうちはトレンドの持続を示しているため、決済せずにポジションを保有し続けます。
三役のいずれかの色が変わって、同じ方向を示さなくなったタイミングで利益確定です。
十分な含み益となった場合には、直近の高値・安値やトレンドラインを参考にして、逆指値を徐々に引き上げて利益を確保しても良いでしょう。
画像2/トレード例
<総括>
三役好転、三役逆転をサインとして、強いトレンドを逃さずに取りきるトレンドフォローの手法です。
サブチャートを利用して手軽に一目均衡表の分析結果をトレードに生かせる点が、このインジケーターの大きなメリットです。
長期間トレンドが持続すれば大きな利益となる一方、方向感のないレンジ相場や押し目・戻りが大きい乱高下する相場ではダマシが多くなります。
ある程度ボラティリティがあり、上昇や下落が期待できそうな通貨ペア、時間帯を選ぶことが大切です。
なお、明確な高値や安値が存在せず、仕掛けや損切りのポイントが曖昧なチャートでは、大きな値動きが期待できずリスクリワード比率も悪くなりやすいので、エントリーを見送る判断も必要です。
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OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
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所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会 / 日本投資者保護基金
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから
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