FXに関するコラム・豆知識

2本の移動平均、DMI、パラボリックの状態を表示する「OANDA_Multi_Trendmeter」のご紹介


2本の移動平均線、DMI、パラボリックの状態を表示


MT5、MT4用のインジケーター「OANDA_Multi_Trendmeter」は2本の移動平均線やDMI、パラボリックの状態をサブチャートで素早くチェックすることができるツールです。

マルチタイムフレーム仕様なので、表示している時間足のデータのみならず、上位足のものを表示することもできるので、大きな流れを把握しながらの分析が可能になります。

また、次の例のように複数の「OANDA_Multi_Trendmeter」を重ねて表示すると、複数の時間足における状態を一度に確認することができます。

【「OANDA_Multi_Trendmeter」を5分足チャートに4つ表示した例】

上から5分足、15分足、1時間足、4時間足の移動平均線のデータを表示


移動平均線(SMA、EMA)を選択した場合


移動平均線(SMAまたはEMA)を選択した場合は、指定した2つの期間の移動平均線の位置、移動平均線の差の状況をサブチャートのバーで色を変えて表示します。

色別の移動平均線の状態は次の通りです。

SMA、EMAの状態

バーの色 状態
0
デフォルトは緑
短期の移動平均線が長期の移動平均線よりも上にあり、短期の移動平均線-長期の移動平均線の数値が前の足と同じ、または拡大している状態
1
デフォルトは黄緑
短期の移動平均線が長期の移動平均線よりも上にあり、短期の移動平均線-長期の移動平均線の数値が前の足よりも縮小している状態
2
デフォルトはグレー
短期の移動平均線と長期の移動平均線の数値が同じ数値の状態
3
デフォルトはピンク
短期の移動平均線が長期の移動平均線よりも下にあり、長期の移動平均線-短期の移動平均線の数値が前の足と同じ、または縮小している状態
4
デフォルトは赤
短期の移動平均線が長期の移動平均線よりも下にあり、長期の移動平均線-短期の移動平均線の数値が前の足よりも拡大している状態
 

【移動平均線を選択した場合の表示例】

 

DMIを選択した場合


DMIを選択した場合は+DIと-DIの位置関係、+DIと-DIの差の状況をバーの色で表示します。

色別のDMIの状態は次の通りです。

DMIの状態

バーの色 状態
0
デフォルトは緑
+DIが-DIよりも上にある状態で+DIと-DIの差が前の足と同じ、または拡大している状態
1
デフォルトは黄緑
+DIが-DIよりも上にある状態で+DIと-DIの差が前の足よりも縮小している状態
2
デフォルトはグレー
+DIと-DIが同じ数値の状態
3
デフォルトはピンク
+DIが-DIよりも下にある状態で+DIと-DIの差が前の足と同じ、または縮小している状態
4
デフォルトは赤
+DIが-DIよりも下にある状態で+DIと-DIの差が前の足よりも拡大している状態
 

【DMIを選択した場合の表示例】

 

パラボリックを選択した場合


パラボリックを選択した場合はパラボリックと価格の位置関係、パラボリックと価格の差の状況をバーの色で表示します。

色別のパラボリックの状態は次の通りです。

パラボリックの状態

バーの色 状態
0
デフォルトは緑
パラボリックSARが価格の下にある状態でパラボリックSARと価格の差が前の足と同じ、または拡大している状態
1
デフォルトは黄緑
パラボリックSARが価格の下にある状態でパラボリックSARと価格の差が前の足より縮小している状態
3
デフォルトはピンク
パラボリックSARが価格の上にある状態でパラボリックSARと価格の差が前の足と同じ、または縮小している状態
4
デフォルトは赤
パラボリックSARが価格の上にある状態でパラボリックSARと価格の差が前の足より拡大している状態
 

【パラボリックを選択した場合の表示例】

 

OANDA_Multi_Trendmeterのインストール方法


OANDA_Multi_Trendmeterはこちらからダウンロードすることができます。

インジケーターのダウンロードが完了したら、MT5またはMT4のメニューの「ファイル」→「データフォルダを開く」をクリックします。

MT5のデータフォルダの開き方

表示されるエクスプローラーの「MQL5」フォルダ(MT4の場合はMQL4)内の「indicators」のフォルダの中にダウンロードしたex5ファイル(MT5の場合)、またはex4ファイル(MT4の場合)をコピーし張り付けます。

MT5のデータフォルダ

エクスプローラーを閉じ、最後にMT5またはMT4を再起動すると、インストールが完了します。


OANDA_Multi_Trendmeterの設定方法


インジケーターの設置

OANDA_Multi_Trendmeterを表示するには、チャートを選択した上で、ナビゲーター内の「OANDA_Multi_Trendmeter」をダブルクリック、またはチャート上にドラッグ&ドロップします。

表示される設定画面で設定を行います。

設定項目

最初にMT5の場合は「仕様」タブ、MT4の場合は、「全般」タブの「DLLの使用を許可する」の部分にチェックを入れます。

【MT5の場合】

【MT4の場合】

その他の設定は主に「インプット(MT4の場合はパラメーターの入力)」タブで行います。

主な設定項目は次の通りです。

変数名 内容
時間足 どの時間足のデータを表示するかを選択します。currentを選択すると、表示している時間足のデータを表示します。デフォルトはcurrentです。
インジケーターの種類 どのインジケーターの情報を表示するかを指定します。SMA(単純移動平均線)EMA(指数平滑移動平均線)、DMI、パラボリックから選択します。
パラメーター1 インジケーターの1つ目のパラメーターを入力します。インジケーターの種類により入力する内容が異なります。
SMA、EMAの場合は短期の移動平均線の期間を指定します。
DMIの場合は対象となる期間を指定します。
パラボリックの場合はAF値(デフォルト0.02)を指定します。
パラメーター2 インジケーターの2つ目のパラメーターを入力します。インジケーターの種類により入力する内容が異なります。
SMA、EMAの場合は長期の移動平均線の期間を指定します。
DMIの場合は使用しません。
パラボリックの場合はEP値(デフォルト0.2)を指定します。

ラインの種類、棒グラフの色の設定はカラー(MT4の場合は色の設定)のタブで行います。

0~4の色、グラフの幅、スタイルを指定することができます。各番号が示す状態は上の表をご確認下さい。

>「OANDA_Multi_Trendmeter」を使った取引手法についてはこちら

>OANDA証券が提供するオリジナルインジケーターや取引手法のやり方に関するコンテンツはこちら


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