マルチタイムフレームのAroon(アルーン)を表示することができるインジケーター「OANDA_Multi_Aroon」のご紹介
Aroonとは?
Aroon(アルーン)とはAroon up(アルーン・アップ)とAroon down(アルーン・ダウン)と呼ばれる2本のラインをサブチャートに表示するインジケーターです。
アルーン・アップ、アルーン・ダウンは期間内の最高値、最安値からの経過時間の長さを示し、いずれも0~100の値で推移します。
一般的にアルーン・アップが70を上回ると上昇傾向が強く、アルーン・ダウンが70を下回ると下落傾向が強いと判断されます。
「OANDA_Multi_Aroon」はこのAroonをMT5、MT4のチャート上に表示することができるインジケーターです。また、マルチタイムフレーム対応であるため、設定で上位足(時間の長い足)を指定すると、上位足のAroonを表示することも可能です。
【Aroonの表示例】
Aroonの計算方法
Aroonの計算方法は期間と期間内の高値・安値のみを使用するシンプルなものです。
アルーン・アップ=((指定した期間-期間内の最高値からの期間)/指定した期間)×100
アルーン・ダウン=((指定した期間-期間内の最安値からの期間)/指定した期間)×100
アルーン・アップは期間内の最高値が直近の場合は100となり、期間内の最高値が期間内の最初の足であれば0となります。
つまり、アルーン・アップは期間内の最高値を付けた時間が近ければ近いほど高い数値となり、期間内の最高値を付けた日が遠ければ遠いほど低い数値となります。
このため、アルーン・アップの数値が高いと期間内の最高値を付けてからの時間が短いので、上昇基調と判断されます。
反対にアルーン・ダウンは期間内の最安値を付けた時間が近ければ近いほど高い数値となり、期間内の最安値を付けた日が遠ければ遠いほど低い数値となり、アルーンダウンの数値が高いと下落基調と判断されます。
OANDA_Multi_Aroonのインストール方法
OANDA_Multi_Aroonはこちらからダウンロードすることができます。
インジケーターのダウンロードが完了したら、MT5またはMT4のメニューの「ファイル」→「データフォルダを開く」をクリックします。
表示されるエクスプローラーの「MQL5」フォルダ(MT4の場合はMQL4)内の「indicators」のフォルダの中にダウンロードしたex5ファイル(MT5の場合)、またはex4ファイル(MT4の場合)をコピーし張り付けます。
エクスプローラーを閉じ、最後にMT5またはMT4を再起動すると、インストールが完了します。
OANDA_Multi_Aroonの設定方法
インジケーターの設置
OANDA_Multi_Aroonを表示するには、チャートを選択した上で、ナビゲーター内の「OANDA_Multi_Aroon」をダブルクリック、またはチャート上にドラッグ&ドロップします。
表示される設定画面で設定を行います。
設定項目
最初にMT5の場合は「仕様」タブ、MT4の場合は、「全般」タブの「DLLの使用を許可する」の部分にチェックを入れます。
【MT5の場合】
【MT4の場合】
その他の設定は主に「インプット(MT4の場合はパラメーターの入力)」タブで行います。
主な設定項目は次の通りです。
変数名 | 内容 |
---|---|
時間足 | どの時間足のAroonを表示するかを選択します。currentを選択すると、表示している時間足のAroonを表示します。デフォルトはcurrentです。 |
期間 | Aroonを算出するための期間を指定します。デフォルトは14です。 |
ラインの種類の設定はカラー(MT4の場合は色の設定)のタブで行います。
アルーン・アップのラインを上段(0)、アルーン・ダウンのラインを下段(1)で設定します。
カラーで色を選択し、幅でラインの太さ、スタイルで線の種類を指定することができます。
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