FXに関するコラム・豆知識

先週は円が全面安、今週はFOMC議事要旨やPCEデフレーター等に注目 OANDAラボ-マーケット最新情報(2023年2月20日)


先週のFX市場の動き


先週のFX市場は円が全面安となったのに対し、ユーロや米ドル、スイスフランが比較的強い動きとなりました。

【先週の主要8通貨の通貨別の騰落率】

最新の通貨別強弱(騰落率)グラフはこちら

【直近1ヶ月の主要8通貨の通貨の強弱チャート】

直近1ヶ月の通貨の強弱チャートを見ると、米ドルやカナダドルが上昇しているのに対し、円やNZドルが下落しています。

最新の主要通貨の強弱チャートはこちら

【先週のFXの主要28通貨ペアの騰落率ランキング】

最新の騰落率ランキングはこちら

 

主要通貨ペアの相関性分析

先週のドルストレートの相関性を見ると、全体的に相関性が高く、米ドルは対主要通貨で似た動きをしていたようです。

【先週の主要ドルストレート通貨ペアの相関性】

ドル円、クロス円の通貨ペアでは前週に比べると全体的に相関性が強く、前週よりも円の強弱がはっきりとしていたようです。

【先週のドル円、クロス円の相関性】

ユーロを含む主要な通貨ペアは対ドルの銘柄が他の銘柄と逆相関になる等、全体的に相関性は低く、ユーロの強弱はそれほど明確ではなかったようです。

【先週のユーロを含む主要な通貨ペアの相関性】

最新の相関性のチェックはこちら

 

先週の株価指数CFDの動き


米国市場

先週の米国の株価指数CFDは伸び悩んでいます。

最新の主要の株価指数の変化率はここでチェック

 

欧州市場

欧州の株価指数CFDは全体的に底堅さを維持しています。

最新の主要の株価指数の変化率はここでチェック

 

アジア・オセアニア市場

先週のアジア・オセアニアの株価指数CFDは中国や香港の株価指数の弱さが目立つほか、オーストラリア、台湾等の株価指数も上値の重い動きになりました。

 

最新の主要の株価指数の変化率はここでチェック

【株価指数CFDの騰落率ランキング】

最新の騰落率ランキングはこちら

 

先週の商品CFDの動き


先週も商品CFDは天然ガスが大きく下落したほか、全体的に上値の重い推移となりました。

【商品CFDの騰落率ランキング】

最新の騰落率ランキングはこちら

 

米国債利回りの推移


【残存期限別の米国債利回りの推移】

先週の米国債利回りは、全体的に緩やかな上昇基調が続いています。

出所:U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY

米国債利回りの推移はこちら

 

【直近5週間の金曜日の米国債イールドカーブの比較】

直近5週の金曜日のイールドカーブの比較を見ると、全体的に上昇していますが、引き続き短期債利回りが長期国債利回りを上回る「逆イールド」状態です。

【米国債イールドカーブの変化(3Dグラフ)】

出所:U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY

米国債のイールドカーブの推移はこちら

   

Fedwatchツール


【直近5営業日のFedWatchToolにおける次回FOMC会合後の政策金利予測の推移】

CMEグループが公表するFedWatchToolでは、次回(2023年3月開催)のFOMCにおける利上げ幅は、引き続き25bpとの見方が中心のようですが、50bpの確率もジリジリと増えています。

出所:CMEグループ

FedWatchToolにおける次回FOMC会合時の政策金利予測の推移

 

OANDA、先物市場のポジション、主要銘柄の値動き


FX

米ドル/円(USD/JPY)

先週のドル円は底堅い推移が続き、135円台に乗せた後、134円台に押し戻されて週末を迎えました。

OANDAのオープンポジションを見ると、売買の偏りは少ない中、高値圏で推移しているため、含み損を抱えた売りポジションが比較的多い状態です。

このため、下押した水準では安堵の買い戻し、高値を切り上げる動きとなると、損切りの買いが増え、底堅い推移が続く可能性を見出すことはできそうです。

一方で直近の下押しで苦しくなった買いポジションも少し増えているため、高値圏での利益確定売り、下値を切り下げる場面での損切りの売りが増える可能性にも少し注意が必要になりそうです。

4時間足チャートを見ると、直近の高値、安値を切り上げる上昇基調が続いています。

上値を探る場面では直近の高値水準を突破できるか、下値を探る場面では安値を結んだラインや直近の安値水準を守れるか等に注目しながら、上昇基調継続の可能性を探っていきたいです。

【USD/JPYの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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今週はCFTCの発表がトラブルで遅れているため、本稿執筆時点では更新されていません。

【投機筋の通貨先物市場の円のポジションの推移(最終更新日2023/1/24)】

シカゴIMM通貨先物ポジションのチェックはこちら

ユーロ/米ドル(EUR/USD)

先週のユーロドルは上値の重い推移が続き、1.06台まで下落しました。

OANDAのオープンポジションを見ると、売買の偏りは少ないですが、安値圏で推移しているため、苦しくなった買いポジションが多い状況です。

このため、反発した水準では安堵の利益確定売り、安値を切り下げる動きとなると、損切りの売りが増え、上値の重い推移が続く可能性を見出すことができそうです。

一方で直近の反発で苦しくなった売りポジションも少し増えています。

このため、下押しした水準では安堵の買い戻し、高値を切り上げる場面では損切りの買いが増える可能性にも少し注意が必要となりそうです。

4時間足チャートを見ると、高値、安値を切り下げる下落基調が続いています。

反発の際は高値を結んだラインや直近の高値水準を突破できるか、下押しの際は直近の安値水準を守れるか等に注目しながら、下落基調継続の可能性を探っていきたいです。

【EUR/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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今週はCFTCの発表がトラブルで遅れているため、本稿執筆時点では更新されていません。

【投機筋の通貨先物市場のユーロのポジションの推移(最終更新日2023/1/24)】

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ポンド/米ドル(GBP/USD)

先週のポンドドルは前半は底堅く1.22台後半まで上昇したものの、後半は下値を探る動きが続き、1.19台まで下値を切り下げました。

OANDAのオープンポジションを見ると、売買の偏りは少ない中、安値圏で推移しているため、含み損を抱えた買いポジションが多い状態です。

このため、反発した水準では安堵の利益確定売り、安値を切り下げる動きとなると、損切りの売りが増え、上値の重い推移が続く可能性を見出すことができそうです。

一方でユーロドル同様に直近の反発で苦しくなった売りポジションも少し増えています。

このため、下押しした水準では安堵の買い戻し、高値を切り上げる場面では損切りの買いが増える可能性にも少し注意が必要となりそうです。

4時間足チャートを見ると、高値、安値を切り下げる下落基調が続いていますが、反発の際は高値を結んだラインや直近の高値水準を突破できるか、下値を探る場面では直近の安値水準を切り下げるか等に注目しながら下落基調継続の可能性を探っていきたいです。

【GBP/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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今週はCFTCの発表がトラブルで遅れているため、本稿執筆時点では更新されていません。

【投機筋の通貨先物市場のポンドのポジションの推移(最終更新日2023/1/24】

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豪ドル/米ドル(AUD/USD)

先週の豪ドルは0.7台を回復する場面もありましたが、週末にかけては上値が重く、0.68台前半まで下落しています。

OANDAのオープンポジションを見ると、買いポジション比率が少し高い中、下落基調が続いており、買いポジションの多くがストレスを抱えています。

このため、反発した水準では安堵の利益確定売り、安値を切り下げる動きとなると、損切りの売りが増え、上値の重い推移が続く可能性を見出すことはできそうです。

一方で直近の反発で苦しくなった売りポジションも少し増えており、下押しした水準では安堵の買い戻し、高値を切り上げる水準では損切りの買いが増える可能性にも少し注意が必要となりそうです。

4時間足チャートを見ると、直近では下落基調が続いており、反発の際は高値を結んだラインや直近の高値水準を突破できるか、下値を探る場面では直近の安値水準を守れるか等に注目しながら下落基調継続の可能性を探っていきたいです。

【AUD/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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今週はCFTCの発表がトラブルで遅れているため、本稿執筆時点では更新されていません。

【投機筋の通貨先物市場の豪ドルのポジションの推移(最終更新日2023/1/24)】

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CFD

米国S&P株価指数500(US500)

先週のUS500は伸び悩み、方向感を見出しにくい状況が続いています。

OANDAのオープンポジションを見ると売買の偏りは少ない中、直近の下押しで苦しくなった買いポジションが増えています。

このため、安値を切り下げる動きとなると損切りの売り、反発に転じた場合は安堵の利益確定売りが増え、上値の重い推移が続く可能性を見出すことはできそうです。

4時間足チャートを見ると、高値を少しずつ切り下げながらも4050付近をサポートに踏ん張る動きが続いています。

まずは、この高値を結んだラインや今月の高値水準となる4200付近を突破できるか、下押しの際は4050付近を守れるか等に注目しながら方向感を探っていきたいです。

【US500の4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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今週はCFTCの発表がトラブルで遅れているため、本稿執筆時点では更新されていません。

 

【投機筋の先物市場のS&P500 E-miniのポジションの推移(最終更新日2023/1/24)】

投機筋の株価指数先物市場のポジションのチェックはこちら


今週の注目材料


 

今週の主な経済イベント

米国 

2/21 23:45 米国2月製造業、サービス業PMI

2/21 24:00 米国1月中古住宅販売件数

2/22 21:00 米国MBA住宅ローン申請件数

2/23 4:00 FOMC議事要旨

2/23 8:30 ウィリアムズ・NY連銀総裁コメント機会

2/23 22:30 米国10-12月期GDP(改定値)

2/23 22:30 米国週間新規失業保険申請件数

2/24 22:30 米国1月個人所得、個人消費支出・PCEデフレーター

2/24 0:50 ボスティック・アトランタ連銀総裁コメント機会

2/24 24:00 米国2月ミシガン大消費者信頼感指数(確報値)

2/24 24:00 米国1月新築住宅販売件数

2/25 0:15 ジェファーソン理事、メスター・クリーブランド連銀総裁コメント機会

 

ユーロ圏

2/20 19:00 ユーロ圏12月建設支出

2/20 24:00 ユーロ圏2月消費者信頼感指数(速報値)

2/21 17:15 フランス2月製造業、サービス業PMI

2/21 17:30 ドイツ2月製造業、サービス業PMI

2/21 18:00 ユーロ圏2月製造業、サービス業PMI

2/21 19:00 ドイツ2月ZEW景況指数

2/21 19:00 ユーロ圏2月ZEW景況指数

2/22 16:00 ドイツ1月消費者物価指数

2/22 16:45 フランス2月企業景況感指数

2/22 18:00 ドイツ2月IFO企業景況感指数

2/23 19:00 ユーロ圏1月消費者物価指数(改定値)

2/24 16:00 ドイツ10-12月期GDP(改定値)

2/24 16:00 ドイツ3月GFK消費者信頼感指数

2/24 16:00 フランス2月消費者信頼感指数

 

日本

2/22 8:50 日本1月企業向けサービス価格指数

2/24 8:30 日本1月全国消費者物価指数

2/24 8:50 対外対内証券売買契約等の状況

 

英国

2/21 18:30 英国2月製造業、サービス業PMI

2/24 9:01 英国1月消費者物価指数、生産者物価指数、小売物価指数

2/17 16:00 英国2月GFK消費者信頼感調査

 

オーストラリア

2/21 9:30 RBA金融政策会合議事要旨

2/22 9:30 オーストラリア10-12月期四半期賃金指数

2/22 9:30 オーストラリア10-12月期四半期民間設備投資

 

カナダ

2/21 22:30 カナダ12月小売売上高

2/21 22:30 カナダ1月消費者物価指数

   

主要な経済指標・中央銀行のイベントの予定はこちら

過去の経済指標の推移はこちら

 
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