FXに関するコラム・豆知識

引き続きウクライナ情勢に警戒 OANDAラボ-マーケット最新情報(2022年2月21日)


今週の注目材料


今週も先週同様にウクライナ情勢に関する最新の報道に注意が必要な神経質な状態が続きそうです。

経済指標は米国ではGDP改定値、個人消費支出、PCEデフレーター等、欧州ではPMI速報値、独Ifo景況指数等の発表が予定されています。

 

【参考データ】

 

主要な経済指標・中央銀行のイベントの予定はこちら

過去の経済指標の推移はこちら


先週のFX市場の動き


先週はウクライナ情勢がユーロの上値圧迫材料となり、ユーロが軟調な推移となったほか、カナダドルが比較的弱い動きとなりました。

これに対し、豪ドルやNZドルといったオセアニア通貨が底堅い推移となったほか、円、スイスフランも比較的強い推移となりました。

【直近1ヶ月の主要8通貨の通貨の強弱チャート】

最新の主要通貨の強弱チャートはこちら

【先週の主要8通貨の通貨別の騰落率】

最新の通貨別強弱(騰落率)グラフはこちら

【FXの主要28通貨ペアの騰落率ランキング】

 

最新の騰落率ランキングはこちら

 

主要銘柄の相関性分析

先週のドルストレートの相関性を見ると、ドルストレート同士は相関性の高い動きとなりました。

【先週の主要ドルストレート通貨ペアの相関性】

ドル円、クロス円の通貨ペアの相関性を見ると、ドル円とクロス円の相関性はそれほど高くないですが、クロス円同士の相関性は比較的高い相関でした。

【先週のドル円、クロス円の相関性】

先週の主要通貨ペアと米国株価指数(ここでは代表的なUS500との相関性を表示しています)の相関性を見ると、EUR/JPYとは比較的高い相関となっているものの、その他の銘柄との相関性は低く、米国株式市場とFX市場の相関は限定的であったようです。

【先週の主要銘柄と米国株価指数の相関性】

最新の相関性のチェックはこちら


先週の株価指数CFDの動き


米国市場

先週の米国の株価指数CFDは、序盤こそ底堅さを見せたものの、その後は上値の重い推移となりました。

最新の主要の株価指数の変化率はここでチェック

 

欧州市場

欧州の株価指数CFDも全体的に上値の重い動きとなりました。

最新の主要の株価指数の変化率はここでチェック

 

アジア・オセアニア市場

先週のアジア・オセアニアの株価指数CFDは全体的に上値の重い動きとなる中、中国株は比較的底堅い動きとなりました。

 

最新の主要の株価指数の変化率はここでチェック

【株価指数CFDの騰落率ランキング】

 

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OANDA、先物市場のポジション、主要銘柄の値動き


FX

米ドル/円(USD/JPY)

先週のドル円は、小動きながら、上値の重い推移となりました。

OANDAのオープンポジションを見ると、売りポジション比率が少し多いですが、直近の下押しにより、含み損を抱えた買いポジションが増えています。

このため、反発した水準ではこれらの含み損を抱えた買いポジションの安堵の利益確定の売り、安値を切り下げる動きとなると、損切りの売りが増え、上値の重い推移が続く可能性を見出すことができそうです。

反発の際は直近の高値水準や安値を結んだラインを突破できるか、下押しの際は直近の安値水準を守れるか等に注目しながら方向感を探っていきたいです。

【USD/JPYの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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先週火曜日時点における投機筋の円の通貨先物市場のポジションは、先週は円買いポジションが減少したことにより、円売りポジションの比率が増加となりました。

【投機筋の通貨先物市場の円のポジションの推移(最終更新日2022/02/15)】

シカゴIMM通貨先物ポジションのチェックはこちら

ユーロ/米ドル(EUR/USD)

先週のユーロドルも小動きながら上値の重い動きとなりました。

OANDAのオープンポジションを見ると、売買の偏りは少ない中、直近のレンジ付近で構築されたポジションが売買双方で多い状況です。

このため、直近のレンジをしっかりと抜け出す動きとなると、苦しくなった方のポジションの損切りの注文を絡めて方向感が出てくる可能性が考えられそうです。

まずは、直近のレンジとなる1.13-1.14付近のレンジを上下いずれに抜けるかを見守りたいところです。

【EUR/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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投機筋のユーロの通貨先物市場のポジションは前週に続き、買いポジション比率が上昇しています。今後も買いポジションの増加傾向が続くかに注目したいです。

【投機筋の通貨先物市場のユーロのポジションの推移(最終更新日2022/02/15)】

シカゴIMM通貨先物ポジションのチェックはこちら

ポンド/米ドル(GBP/USD)

先週のポンドドルは小動きながら底堅い動きとなったものの、直近のレジスタンス水準となる1.3645に迫る水準で失速する動きとなりました。

OANDAのオープンポジションを見ると、売りポジション比率が少し高い中、比較的底堅い推移が続いていることもあり、含み損を抱えた売りポジションが少し増えています。

このため、下押した水準では、安堵の買い戻し、高値を切り上げる動きとなると、損切りの買いが増え、底堅い推移が続く可能性を見出すことができそうです。

まずは直近のレジスタンスの1.3645付近を突破できるか、下押しの際は、安値を結んだラインや直近のサポート水準を突破できるか等に注目しながら、根気強く方向感を探っていきたいです。

【GBP/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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先週の投機筋のポンドの通貨先物市場のポジションは前週に続き、買いポジション比率が増加となりました。依然として売買の偏りが少ない状態が続いており、売買いずれに傾いていくかに注目したいです。

【投機筋の通貨先物市場のポンドのポジションの推移(最終更新日2022/02/15)】

シカゴIMM通貨先物ポジションのチェックはこちら

豪ドル/米ドル(AUD/USD)

先週の豪ドルは小動きながら底堅い推移となりましたが、週末には失速する動きとなりました。

OANDAのオープンポジションを見ると、買いポジションに少し傾く中、直近の下押しにより、含み損を抱えた買いポジションが少し増えています。

このため、反発した水準では利益確定売り、安値を切り下げる動きとなった場合は、損切りの売りが増え、上値の重い推移が続く可能性を見出すことができそうです。

一方で底堅い推移が続いたことにより、含み損を抱えた売りポジションも増えています。よって下押した水準では利益確定の買い戻しが増える可能性にも少し注意が必要となりそうです。

4時間足チャートを見ると、大きな方向感は見出しにくいですが、高値、安値を切り上げる動きに転じつつある中、下押しの際は安値を結んだラインや直近の安値水準を守れるか、上値を探る動きとなった場合は高値を切り上げることができるか等に注目しながら、方向感を探っていきたいです。

【AUD/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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先週の投機筋の豪ドルの通貨先物市場のポジションは売りポジション比率は前週から横ばいとなりました。過去の水準を見ても偏りが大きくなっているところを見ると、売りポジションの決済の買い戻しにも少し注意が必要な状況が続きそうです。

【投機筋の通貨先物市場の豪ドルのポジションの推移(最終更新日2022/02/15)】

投機筋の通貨先物ポジションのチェックはこちら

CFD

米国S&P株価指数500(US500)

先週のUS500は前半は上値の重い推移となりました。

OANDAのオープンポジションを見ると、買いポジションに傾く中、高値圏で構築された含み損を抱えた買いポジションが多数残っています。

このため、反発した水準では安堵の利益確定売り、安値を切り下げる動きとなると、損切りの売りが増え、上値の重い推移が続く可能性を見出すことができそうです。

4時間足チャートを見ると、高値を切り上げることができずに直近の安値水準を割り込むような動きが続いています。

反発に転じた際は高値を結んだラインや直近の高値水準を突破できるか、下値を探る動きとなった場合は、直近の安値水準を守れるか等に注目しながら、方向感を探っていきたいところです。

【US500の4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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投機筋のS&P500先物市場のポジションは買いポジション比率は前週に続き増加となりました。買いポジションに傾く状況が続いていますが、今後もこの傾向が続くかを見守りたいです。

 

【投機筋の先物市場のS&P500 consolidatedのポジションの推移(最終更新日2022/02/15)】

投機筋の株価指数先物市場のポジションのチェックはこちら

 
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