FXに関するコラム・豆知識

ボラティリティの変化に注目するヒストリカルボラティリティのご紹介


ヒストリカルボラティリティ(HV)とは?


ヒストリカルボラティリティとは、過去の値動きにおける変動率の傾向を表示するインジケーターです。

過去、現在のボラティリティの状況を素早く把握することができるツールです。

 

【シンプルにライン表示したヒストリカルボラティリティ】

【ヒストグラム表示の場合】

 

ヒストリカルボラティリティの計算方法

ヒストリカルボラティリティの数値は指定した期間の変動率(現在の足の終値 ÷ 一つ前の足の終値)の標準偏差を計算し、それを年率換算したものです。


ヒストリカルボラティリティを使った分析例


ボラティリティの変化をチェック

ヒストリカルボラティリティの数値は売買の力が均衡し、値幅が狭い推移が続いている動きのときは縮小するのに対し、均衡が崩れ、値動きが大きくなるような場面では、それに併せて拡大する動きとなります。

値動きが活発化し、値幅が大きくなる動きとなった後は、トレンドに発展することも多く、値動きに併せてボラティリティの変化に注目していると、トレンド発生の可能性に素早く気づくことができるかもしれません。

 

【ヒストリカルボラティリティが拡大傾向にある例】

 

OANDA HVのインストール方法


OANDA HVはこちらからダウンロードすることができます。

MT5またはMT4のメニューの「ファイル」→「データフォルダを開く」をクリックします。

表示されるエクスプローラーの「MQL5」フォルダ(MT4の場合はMQL4)内の「indicators」のフォルダの中にダウンロードしたex5ファイル(MT5の場合)、またはex4ファイル(MT4の場合)をコピーし張り付けます。

エクスプローラーを閉じ、最後にMT5またはMT4を再起動すると、インストールが完了します。


OANDA HVの設定方法


OANDA HVを表示するには、チャートを選択した上で、ナビゲーター内のOANDA_HVをダブルクリック、またはチャート上にドラッグ&ドロップします。

表示される設定画面で設定を行います。

設定項目

最初にMT5の場合は「仕様」タブ、MT4の場合は、「全般」タブの「DLLの使用を許可する」の部分にチェックを入れます。

【MT5の場合】

【MT4の場合】

その他の設定は主に「インプット(MT4の場合はパラメーターの入力)」タブで行います。

主な設定項目は次の通りです。

変数名 内容
期間 ヒストリカルボラティリティを算出するための期間を指定します。デフォルトは20です。
表示方法 シンプルなライン表示とヒストグラム(棒グラフ)を選択できます。デフォルトはライン表示です。

「カラー(MT4の場合は「色の設定」)」のタブでは、ライン表示の場合のラインの色、ヒストグラム表示にした場合の前の足から増加の場合、減少の場合のそれぞれの色を指定することができます。

 

OANDA_MA_PO_Alertはこちらからダウンロードすることができます。


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