FXに関するコラム・豆知識

ボリンジャーバンドの幅に注目するボリンジャーバンド幅のご紹介


ボリンジャーバンド幅(BB width)とは?


ボリンジャーバンド幅(BB width)は、指定したσ数のボリンジャーバンドの幅を中心線となる移動平均線の値に対する割合で示したインジケーターです。

人気のボリンジャーバンドの幅の変化にフォーカスしたインジケーターで相場のボラティリティの変化を簡単にチェックできるので、ボリンジャーバンドの収縮、拡散の状況を素早く把握することができます。

OANDAのボリンジャーバンド幅(OANDA_BB_width)インジケーターでは、ボリンジャーバンドの幅の推移をシンプルなライン表示、またはヒストグラムで表示することができます。

ヒストグラム表示を選択した場合は、前の足からの増減により、色を変えて表示することができるので、幅の変化を視覚的により把握しやすいという特徴があります。

 

【ボリンジャーバンド幅(OANDA_BB_width)の表示例(シンプルなライン表示)】

【表示方法でヒストグラム表示を選択した場合】

 

ボリンジャーバンド幅の計算方法

ボリンジャーバンド幅は次の計算式で算出されます。

ボリンジャーバンドの上のラインの値 – ボリンジャーバンドの下のラインの値 = ボリンジャーバンドの幅

ボリンジャーバンド幅 = ボリンジャーバンドの幅 ÷ ボリンジャーバンドの中心線の値 

 

【ボリンジャーバンドの幅、中心線のイメージ】


ボリンジャーバンド幅を使った分析例


ボリンジャーバンド幅の注目点①バンド幅の収縮から拡散

ボリンジャーバンドの幅は値動きの変化により、収縮、拡散を繰り返します。相場の売買の力が均衡し、値動きが少なくなると、バンドの幅は収縮し均衡が崩れ、方向感が出てくると、値動きが大きくなり、バンドの幅も拡大します。

ボリンジャーバンド幅に注目すると、バンド幅の収縮、拡散が一目瞭然です。

ボリンジャーバンド幅のインジケーターでは、収縮から拡散に向かう動きに注目します。

値動きが小さくなり、ボリンジャーバンドが収縮した後、均衡が崩れ、バンドの幅が拡大に向かう局面では、トレンド発生への期待が高まります。

 

【ボリンジャーバンド(参考)とボリンジャーバンド幅の動き】

 

ボリンジャーバンド幅の注目点②バンド幅の拡散から収縮

次に、ボリンジャーバンドの幅が広がった状態から収縮への動きにも注目したいです。

ボリンジャーバンドの幅は価格の動きの勢いと考えることができます。

バンドの幅が縮小に向かうときは、値動きの勢いが弱くなったことを示しているため、バンド幅が収縮に向かう場面ではトレンド方向に保有しているポジションの利益確定を検討する必要があるかもしれません。

 

【バンド幅が収縮に向かう例】


OANDA BB widthのインストール方法


OANDA BB widthはこちらからダウンロードすることができます。

MT5またはMT4のメニューの「ファイル」→「データフォルダを開く」をクリックします。

表示されるエクスプローラーの「MQL5」フォルダ(MT4の場合はMQL4)内の「indicators」のフォルダの中にダウンロードしたex5ファイル(MT5の場合)、またはex4ファイル(MT4の場合)をコピーし張り付けます。

エクスプローラーを閉じ、最後にMT5またはMT4を再起動すると、インストールが完了します。


OANDA BB widthの設定方法


OANDA widthを表示するには、チャートを選択した上で、ナビゲーター内のOANDA_BB_widthをダブルクリック、またはチャート上にドラッグ&ドロップします。

表示される設定画面で設定を行います。

設定項目

最初にMT5の場合は「仕様」タブ、MT4の場合は、「全般」タブの「DLLの使用を許可する」の部分にチェックを入れます。

【MT5の場合】

【MT4の場合】

その他の設定は主に「インプット(MT4の場合はパラメーターの入力)」タブで行います。

主な設定項目は次の通りです。

変数名 内容
中心線となる移動平均の種類 ボリンジャーバンドの中心線となる移動平均線の種類を指定します。デフォルトはSimple(単純移動平均線)です。
期間 ボリンジャーバンドを算出するための期間を指定します。デフォルトは20です。
標準偏差 ボリンジャーバンドを算出するための標準偏差を指定します。
適用価格 ボリンジャーバンドを算出するために用いる価格を指定します。デフォルトはClose price(終値)です。
シフト 表示を左右にシフトしたい場合、移動する本数を指定します。デフォルトは0です。
表示方法 シンプルなライン表示とヒストグラム(棒グラフ)を選択できます。デフォルトはライン表示です。

「カラー(MT4の場合は「色の設定」)」のタブでは、ライン表示の場合のラインの色、ヒストグラム表示にした場合の前の足から増加の場合、減少の場合のそれぞれの色を指定することができます。

 
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