オアンダラボ 30の戦略

OANDAオープンオーダーで反発、ブレイクを狙う

OANDAのオープンオーダーをチェックすると、相場の節目となりそうな水準が確認できるほか、相場心理を読みやすくなるというメリットがあります。

 

オープンオーダーで反発、ブレイクアウトのポイントを狙う

今回ご紹介するのは、オープンオーダーで短期的な相場の反発ポイント、値動きの加速ポイントを探り、コツコツ利益を積み上げていく戦略になります。

 

戦略の詳細

OANDAオープンオーダーはOANDAグループの顧客のオーダーを公開したものです。

OANDAグループは日本のみならず、海外での多くの顧客を抱えているため、このオープンオーダーを見ると世界中のトレーダーの注文状況を把握できるます。

今回はこのオープンオーダーを使用した反発、ブレイクを狙った戦略をご紹介したいと思います。

 

なぜ、そこにオーダーがあるのか?

オーダーがあるということは、オーダーをその水準に置いた理由があります。

多くのトレーダーはチャート上の転換ポイントと考えられる水準にオーダーを置く傾向があり、オーダーを見ることでチャート上のポイントを見つけやすくなります。

 

例えば、下のEURUSDのチャートでは1.0700-1.0720付近に買いの注文が厚めに入っています。

openorder1

 

なぜ買いが厚めに入っているのでしょうか?

チャートを見ると、答えが見えてきます。

その水準は直近でサポートとなっているほか、その前にはレジスタンスとして上値を抑えているのが確認できます。

そのため、トレーダー達はこの水準が重要な水準と考え、この水準まで下がってきたら、一度は反発する可能性が高いため、買いのオーダーを置いていると推測されます。

openorder2

 

このような場面では1.07に迫るような場面で買いの注文を入れ、ストップ注文を1.07を割り込んだところに置き、反発を狙うという戦略が考えられます。

そうすれば、リスクは20pips以内に抑えられ、リスクを抑えつつ、反発を狙うことができます。あまり欲張り過ぎず、少し上昇したところで利益を確定し、また、同じ水準まで下落してきたら繰り返し買いを入れ、コツコツと利益を積み上げていきます。

また、1.07を割り込んできた場合には、それだけの買い注文を消化するほど下押し圧力が強いということが確認できるほか、チャート上の節目を割り込んできたということで売りの勢いが増す可能性が高まっていると考えることができます。また、1.07に迫るところで買いを入れた参加者の損切り注文も入り易いと考えられます。

そのため、売りでエントリーします。ストップ注文は厚めの買いが入っていた少し上の水準か、直近の高値の上付近に置いておき、ある程度利益が乗ったところで利益確定します。

 

ONE POINT

単純にオーダーだけで判断するのではなく、普段ご自身で分析に用いているツールなどを併せて分析し、なぜその水準にオーダーが入っているのかを考えながらトレードすると、より値動きの癖が掴み易くなると思います。

 

まとめ

大きなオーダーがある付近はチャート上の節目となっていることが多いため、そのオーダーの手前での反発を狙う。

ストップはそのオーダーを抜けたところに置く。

さらに、オーダーを抜けた方向へエントリーする。ストップはオーダーのあった場所の少し先、または直近の高値、安値。

あまり無理をせず、コツコツと利益を積み上げていく。

 

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